2020 Fiscal Year Research-status Report
インド人看護師臨床教育支援プログラムの開発と日印看護師の協調的臨床環境の構築
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18K17430
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
根岸 まゆみ 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (40816352)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 臨床教育 / 看護師 / 状況的認知 / 国際看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、近年日本企業が国際銀行の協力のもとインドのバンガロールに開院した初の日本式総合病院で、臨床上の教育支援を行ってきた日 本人看護師たちが相互の文化を尊重しつつ指導する難しさを述べていたことから計画された。従って、インドの総合病院で働く日印看護師間における看護や教育・臨床環境に関する状況的認知の比較を行うことで①日印看護師の相互文化理解を深め②日印の看護師が 求める臨床教育支援プログラムの開発と協調的臨床環境の構築に発展させ③今後の日本人看 護師派遣の促進に繋げることを目的としている。本年度は、対象である日印看護師と彼らが働く病院の訪問を2020年3月中旬に予定していたが、Covid-19パンデミックによりインドへの外国人の入国禁止措置が取られたことで実施不可能となった。その後も続くパンデミックにより入国禁止のままであり、オンラインインタビューの計画を立てるも連携がとれず実施不可能な状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度は、Covid-19パンデミックの影響により代表研究者の所属機関が初のオンライン教育を導入したことで業務量が増加し、研究のための活動時間が確保することが難しかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年5月25日現在、インドへの渡航制限は解除されていない(就労査証の所持または申請者以外は渡航禁止)。本年度の予定として、インドへの渡航は不可能であると想定し、日印看護師へのインタビュー方法のオンライン化に変更し、現地看護師と継続的な連絡を取り、彼らの状況を考慮したスケジュール調整とインタビューの実施に繋げる。日本人対象者と日本側管理者の研究への参加・協力の意思は得られているため、令和3年12月末までには対象者からのデータ収集と分析を開始する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の感染拡大により、インドへの渡航ほか計画が延期になり次年度使用額が生じた。
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