2018 Fiscal Year Research-status Report
女性潜在看護師のライフスタイルに着目した復職支援に影響する要因の検証
Project/Area Number |
18K17435
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
吉村 千草 国際医療福祉大学, 福岡看護学部, 助教 (80807412)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 女性潜在看護師 / 女性復職看護師 / 働きやすさ / 職業的アイデンティティ / ライフスタイル |
Outline of Annual Research Achievements |
少子化に伴い、2025年には、3~13万人の看護師不足が予測されている。潜在看護師は、2010年度末推計で71万人ともいわれ、看護師の人材確保のために潜在看護師の復職は重要な課題となっている。潜在看護師の離職理由として、女性特有のライフスタイルである結婚・出産・育児が上位にあがっている。本研究の目的は、女性潜在看護師のライフスタイルに着目した復職に影響する要因を検証することである。復職に影響する要因として、研究代表者が研究し、職業継続に関係があることが明らかとなった女性看護師の働きやすさや職業的アイデンティティをとりあげる。本研究の方法としては、女性潜在看護師への質問紙調査を実施する。同時に、離職経験があり現在は看護師として働いている女性復職看護師への質問紙調査を実施する。両者を比較し、復職に直接的に影響した要因を明らかにする。 研究計画として、2018年度は、まず、先行文献を収集し、先行研究の動向を把握し、質問紙を作成後、ライフスタイル別の分類を考慮し、サンプルサイズを決定することになっていたが、先行文献を収集した段階で、約7カ月間の産前・産後休暇及び育児休暇の取得となった。2019年度1月半ばより復職したため、研究を再開しておりますが、今現在質問紙作成の途中となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2018年5月末より産前産後の休暇を取得し、6月に出産し、その後育児休暇を取得し、2019年1月15日より仕事復帰致しました。1年間ではなかったのですが、約7カ月の産前産後休暇・育児休暇取得にあたり、その期間は本研究に取り組めなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年5月から2019年1月半ばまでの産前・産後休暇および育児休暇取得に伴い、研究の遅れが生じている。 本年度は、質問紙を完成させ、対象機関及び対象者への研究依頼を行う。本年度内に調査を実施し、データ収集・分析まで行う予定である。現在、進捗状況が遅れているため、研究の時間確保を計画的に行い、今後は迅速に計画が実施できるようにしていきたい。
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Causes of Carryover |
2018年5月末~2019年1月半ばまで、産前・産後休暇及び育児休暇を取得しており、当該助成金を使用できなかった。 本年度、昨年使用できなかった助成金に関しては、本年度の金額にプラスして、トータル物品費300,000円・旅費400,000円・人件費・謝金400,000円、その他300,000円を計画通り使用予定。具体的には、調査用紙等の印刷、郵送代、切手代、統計ソフトSPSS、データ入力用USB、データ入力補助者、学会での成果発表の旅費、論文投稿費等に使用する。
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