2021 Fiscal Year Research-status Report
トップマネージャーの変革型リーダーシップ獲得に影響した省察的内省のメカニズム解明
| Project/Area Number |
18K17438
|
|---|
| Research Institution | Kitasato University |
|---|
Principal Investigator |
小玉 淑巨 北里大学, 看護学部, 准教授 (00803230)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | 変革型リーダーシップ / 省察的内省 / 看護部長 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
管理者のすぐれた実践には、内省が重要であるとされている。看護部長においても、日々の看護管理実践の中で成功や失敗から意味を探求し、経験を内省しながら、看護管理実践の能力およびリーダーシップを高めている可能性がある。しかしながら、看護部長の日々の看護管理実践の内省の経験について明らかとなっていない。そこで、本研究では、定性的・定量的に看護部長のリーダーシップと内省の関係を明らかとする。本研究の結果により、看護部長の具体的内省の様相が明らかとなることで、次世代の看護部長の内省の促進につながることが期待される。
2019年から2020年は、看護部長のリーダーシップと内省の関連を質問紙調査から、明らかにした。200床以上でDPC取得病院に勤務する看護部長に対して、質問紙を送付し、郵送にて回収した。その結果、看護部長のリーダーシップ(変革型・交換型)と内省に関連が認められた。
2021年は、看護部長が行う内省の様相を明らかとするために、質問紙調査に回答した看護部長の中で、インタビューに同意した20名を対象に半構造化インタビューを実施した。全国200床以上のDPC取得病院に勤務する看護部長20名に対して半構造的インタビューを実施した。インタビューの方法は、対象者の希望に合わせてオンラインもしくは対面で実施した。得られたデータは質的記述的分析を行った。分析の結果、看護部長は意図的に内省を行っており、日々の看護管理実践を振り返ることは、看護部長の看護管理実践を高める可能性があることが明かとなった。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度は、COVID-19 感染拡大のためインタビューの日程調整やインタビューの方法などに時間を要したため予定より遅れが生じた。
|
| Strategy for Future Research Activity |
今後は、インタビューデータの分析をさらに進めるとともに、本研究の成果を発表していく。
|
| Causes of Carryover |
COVID-19 拡大により国際学会への参加が出来なかったこと、国内学会もオンラインでの参加となったことなどにより、旅費の使用が少なかった。
|
Research Products
(1 results)
