2019 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K17442
|
Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
渡邉 奈穂 東邦大学, 看護学部, 講師 (70711076)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 地域包括ケア / 多様な働き方 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、過疎地域における看護職の人材確保に向けて、看護職が過疎地域に移住し安心して就業できるための方策を明らかにし、就業支援モデルを構築することである。わが国では、各自治体において地域特性や実情にあわせた地域包括ケアシステムの構築を実現するために、地域で活躍する看護職の育成と人材確保が求められている。しかしながら、過疎地域においては看護職の高齢化や人材不足が深刻となっており、人材の確保に向けた仕組づくりが急務である。地域包括ケアシステム構築の実現に向けて、看護職が過疎地域で働き活躍するためには、移住し就業する看護職が安心して就業できる方策を明らかにし、支援モデルを構築することが不可欠である。2019年度は、2018年度に引き続き、UターンもしくはIターンで、過疎地域を拠点にコミュニティナースとして活動する看護職に焦点をあて、過疎地域での看護活動の実際についてインタビュー調査を行った。対象者は、コミュニティナースとしての過疎地域における活動が半年以上経過している看護職とし、スノーボールサンプリングにて抽出を行った。その結果、同意が得られた4名の看護職が対象となった。インタビューは、事前にインタビューガイドを作成し、インタビューガイドをもとに半構成的面接を行った。2020年度は、得られたデータについて、質的記述的な分析を行い、看護職の過疎地域への移住と就業に向けた支援ニーズについて検討を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者が過疎地域に在住しており、データー収集の日程調整等に時間を要したため。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は得られたデータについて質的記述的分析を行う予定である。また、過疎地域で働く看護職の実際についてフィールドワークを行い過疎地域での働き方の可能性について考察する。
|
Causes of Carryover |
過疎地域のフィールドワークをする予定で旅費を計上をしていたが、日程調整ができず実施ができなかったため。なお、次年度は研究を中断するため使用予定がない。
|