2020 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of Oral Wiping Using Edible Sesame Oils for the Patients Who Resist Care
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18K17455
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小川 俊子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 講師 (90618133)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ゴマ油 / 口腔衛生管理 / 口腔カンジダ症 / 口腔粘膜 / 高齢者 / 介護 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本老年歯科医学会で2019年に学会発表を行った研究について、Special Care in Dentistryに論文投稿を行った。rejectとなり、他誌への投稿を勧められ、原稿の一部追記・修正中である。 本研究は2018年から2019年にかけて実施、発表しているが、対象者が少なく、対象者の数を増やし研究の精度を高めるよう、他県の医療機関数か所に協力の依頼を行った。しかし、協力依頼の連絡後、Covid 19の流行のため、協力依頼をすることが困難となった。このため、Covid 19の流行の終息まで、対象者を増やし研究精度を高めることを断念した。 代替の研究として、本研究のEvidenceとなるゴマ油の抗菌効果について、追加検証をした。これまでCandida Albicansについては酵母型、菌糸型について評価し、報告してきた。その他に口腔内細菌として検出され、誤嚥性肺炎の起因菌である緑膿菌について、これまで学会報告(ゴマ油のCandida albicansに対する増殖抑制効果の検討:感染症学雑誌(0387-5911)85巻1号 Page97(2011.01))を実施したが、論文として上梓していない。この研究について、追加実験を実施し、今後論文として投稿を予定している。さらに同様に口腔内細菌として検出され、誤嚥性肺炎の起因菌である黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果をディスク法で検証した。本実験手法はこの方法では適さないことが判明した。このため、浸透培養法によって臨床分離株を用いて検討することを今後の計画としている。また、本手法に用いるガーゼと歯ブラシについて、衛生的に管理する必要があることから、細菌で汚染した歯ブラシの管理方法について予備試験を開始している。
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