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2018 Fiscal Year Research-status Report

看護基礎教育の工夫による新卒看護職の職業的アイデンティティ確立に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18K17465
Research InstitutionYamaguchi Prefectural University

Principal Investigator

白蓋 真弥  山口県立大学, 看護栄養学部, 助教 (20807317)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2020-03-31
Keywords新卒看護職 / 職業的アイデンティティ / 看護実践能力
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、看護基礎教育により養成される看護実践能力並びに社会的スキルが、どのように新卒看護職の職業的アイデンティティ確立に結びついているのかを明らかにし、それを踏まえて、職業的アイデンティティを高める教育の工夫を提言することである。具体的には、看護実践能力と社会的スキルのどの要素がアイデンティティ確立に寄与しているかを新卒看護職への質問紙調査によって明らかにし、さらにインタビュー調査から得られる情報に基づいて看護基礎教育における具体的な工夫を検討する。 そのために、平成30年度は以下の計画1を実施した。
計画1:職業的アイデンティティに関連する新卒時の看護実践能力並びに社会的スキルの要素を特定するために、質問紙調査を行った。全国の病床数200床以上の病院に新卒として入職後1ヶ月以内の看護職を対象とし、研究協力の同意が得られた人に対し、2回の縦断的質問紙調査を行った。1回目の調査は新卒看護職者の入職直後に、2回目の調査は7月(新卒看護職者の入職後3か月)に実施した。病院の看護部担当者を通じて質問紙一式を対象者に配布してもらい、回収は対象者から直接研究者への郵送により行った。調査内容は、属性:年齢、性別、看護教育を受けた学校の種類等、看護実践能力:学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標(文部科学省、2011)、社会的スキル:社会的スキル尺度KiSS-18(菊池 1988)、職業的アイデンティティ:看護師の職業的アイデンティティ尺度(佐々木ら、2006)等である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画通り質問紙調査を実施し、分析に必要な標本数の回収ができている。現在分析中である。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度の質問紙調査結果を踏まえ、令和元年度は以下のインタビュー調査を行う。
計画2:計画1の分析結果により特定される職業的アイデンティティ確立に影響する看護実践能力の要素について、その改善のための教育の工夫点を明らかにするためのインタビュー調査を行う。
計画3:計画1の分析結果により特定される職業的アイデンティティ確立に影響する社会的スキルの要素について、学生時代にどのような教育や経験があればよかったかを明らかにするためのインタビュー調査を行う。

Causes of Carryover

アンケート回収の効率を上げる工夫とより安価な郵送サービス(ゆうメール)の利用により、郵送費を節約できたため。節約分を利用して、研究成果を学会や論文等で公表することをより積極的に実施する計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 新卒看護職の看護実践能力及び社会的スキルと職業的アイデンティティの関連性2018

    • Author(s)
      白蓋真弥、中村仁志
    • Organizer
      日本看護研究学会第44回学術集会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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