2018 Fiscal Year Research-status Report
就労・育児世代に子宮頸がんの診断・治療を受けた女性の治療後の生活の実態
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18K17488
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
小濱 京子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 助教 (40749082)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 子宮頸がん / 若年女性 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度であり、文献レビューを中心に研究活動を推進した。特に、若年で子宮頸がんを発症した女性の生活状況や、困難の実態を明らかにしていくため、国内外の先行調査を確認し、検討課題を明らかにしていった。今後は先行調査を踏まえたインタビューシートを作成し、プレインタビューを実施し、インタビューシートの精度を高める予定である。 その他に、研究フィールドワークの確立、データ収集・分析方法の確認と環境整備、学会での情報収集や、分析に係るセミナー受講を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度は研究遂行の準備期間として設け、研究フィールドを確立するとともに、国内外の文献を広くレビューし、取り組むべき課題を明確にすることを中心とした研究活動を行った。予定通りに研究フィールドでの調査協力依頼を進めている。また文献レビューを実施しながら研究課題を整理している状況にあり、おおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では、対象者が若年の子宮頸がん発症女性であり、疾患や年齢を限った健康上の課題に取り組んでいる。20~40代の女性が対象者となっており、子宮頸がん好発年齢ではあるが対象者数は限られる。そのため対象者へのアクセスや、対象者の研究参加への説明・同意取得方法について、研究フィールドとの調整や研究協力者の依頼など、研究推進のための対策が必要である。 研究者の所属大学では大学病院が近隣にあり、また所属学科には産婦人科医師が在籍していることから、協力依頼が可能であると考える。また調査フィールドでは医師や外来勤務看護師との連携を強化して行く必要がある。
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Causes of Carryover |
本年度は調査の準備段階であり、実質の調査は開始していない。そのため、調査実施してから必要な物品の費用が計上されなかった。調査開始後の必要経費として次年度以降に使用予定である。
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