2018 Fiscal Year Research-status Report
急性心不全患者における初回立位のアセスメントシートの開発ー信頼性と妥当性の検証ー
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18K17496
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
関根 由紀 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (60549096)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 急性心不全 / 初回立位 / アセスメントシート / アセスメント項目の信頼性と妥当性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、急性心不全患者に対する初回立位の可否をスクリーニングするアセスメントシートの信頼性と妥当性の検証を行うことを目的とし、研究者が所属する大学および研究施設において、研究倫理審査委員会の審査を受け承認を得てデータ収集を開始した。研究は2施設に協力をいただいている。 平成30年度は、本アセスメントシートの信頼性と妥当性を検証するために、アセスメント項目の信頼性と妥当性を検討するためのデータ収集を行った。データ収集は、集中治療室に入室した急性心不全患者が初回立位を実施する時に担当した看護師を対象に行った。データ収集の方法は、急性心不全患者が初回立位を実施する際、看護師が立位可能あるいは困難とアセスメントする際に用いた項目をアセスメントシートにチェックしてもらい、アセスメントシート以外の項目を用いた場合は、その他の欄に記入してもらった。また、医療カルテより患者の基本情報を得た。本研究の症例数は120例を予定しており、現段階において38例のデータ収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年度の研究の進捗を上記のように評価した理由は、計画していたデータ収集方法の精選を行い、必要部署における研究倫理審査委員会の承認を得て、データ収集を開始することができたためである。現段階における症例数は、予定症例数の約1/3であり、まずまず進捗状況であると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、昨年度に引き続き目標症例数に達するまでデータ収集を継続する予定としている。 現段階において症例数は得られているものの、協力していただいている研究施設のうち1施設において症例数が少ないため、今後はもう1施設増やしデータ収集を行う予定である。
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Causes of Carryover |
平成30年度は、国内の学会に参加し新たな知見を得ることはしたが、海外の学会に参加することが出来なかったが、本年度は国内で開催される国際学会に参加する予定としている。また、本年度はデータ収集が主となり研究施設も増えることから、翌年度分として助成金を請求した。
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Research Products
(1 results)