2020 Fiscal Year Research-status Report
思春期のひきこもり親和性群の心理社会的要因とSNS利用の関連
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18K17505
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Research Institution | 湘南医療大学 |
Principal Investigator |
玉田 聡史 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 助教 (60804581)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ひきこもり / 親和性 / SNS / インターネット / 心理社会的要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はインターネット調査データを基にSNS等の利用がひきこもり親和性群の心理社会的要因に与える影響を考慮したひきこもり状態への移行を予防するための支援方法を構築する予定であった。インターネット調査の結果から親和性群へのひきこもりの予防的支援の案を作成し、支援案の枠組み及び支援方法に関するアドバイスを聞く場として、有識者アドバイザーチーム(以下、有識者会議)を開催する予定としていた。有識者会議の構成メンバーは、研究の妥当性を高めるために、当事者の医療に精通した精神科医師及び看護師、当事者および家族支援を実践する専門家、ひきこもり支援に精通した行政の保健師等を予定していた。 2020年2-3月にインターネット調査を実施する予定であった。しかし、調査内容の調整に時間を要したことに加え、COVID-19 感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発令により、調査会社の調査業務が縮小されたため、調査実施時期に遅延が生じた。さらに緊急事態宣言を始めとした外出自粛要請の影響を受け、会議参を設定・開催が困難な状況が継続してしまった。リモート会議の実施も検討したが、医療機関及び行政がCOVID-19 感染症対策により負担が生じている事を鑑み、2020年度に会議を開催することを延期し、2021年度に情勢を鑑みた上で再度会議の開催を検討する方針とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度はインターネット調査の結果を基に、有識者会議を開催しひきこもり親和性群の心理社会的要因に与える影響を考慮したひきこもり状態への移行を予防するための支援方法を構築する予定であった。インターネット調査の結果から親和性群へのひきこもりの予防的支援の案を作成することを目標としていた。 しかし、年度初頭にCOVID-19 感染症拡大に伴う緊急事態宣言が発令されて以降、対面での会議の開催が困難な状況が継続した。併せて、有識者会議の構成メンバーには医療機関従事者や行政保健師等が含まれており、COVID-19 感染症への対応で負担がかかっている状況で会議開催の調整を行ったとしても、調整が困難な状況が想定された。そのため、会議開催を2021年度に延期し、感染状況を考慮した上で再度開催を目指す方針とした。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、インターネット調査で得られた調査結果に対し追加の解析を行った上で、データを整理し、その結果を基に、有識者会議の開催を行う。会議の開催方法はCOVID-19 感染症の感染状況を考慮し対面開催もしくはオンライン開催にて行う方針とする。会議の開催時期についてもCOVID-19 感染症の感染状況によって調整を要するが、概ね9-10月を目標に開催する方向で調整を進めることとする。
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Causes of Carryover |
2020年度はCOVD-19感染症の拡大に伴い、予定していた有識者会議の開催、学会の延期などに伴う成果発表等が行えない事態となった。よって2020年度に実施できなかった研究内容及び成果発表について2021年度に延期を行い、COVD-19感染症の状況を踏まえて、有識者会議の開催方法の変更なども視野に入れて計画を遂行していく。
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Research Products
(1 results)