2021 Fiscal Year Research-status Report
2型糖尿病患者に対する歯周病ケアプログラムの効果評価
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18K17511
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Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
西原 詩子 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (90780776)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歯周病 / 2型糖尿病 / セルフケア |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、介入群への介入プログラムの実施と、コントロール群のデータ収集を昨年度から引き続き実施した。 本研究は、病院の歯科口腔外科で実施しており、コロナ禍において、感染対策をしながら介入プログラムを実施するための時間と場所の確保が、これまで以上に必要となった。 しかし、対象者は歯周病予防のプログラムではあるが、口腔内の感染予防も本プログラムには含まれているため、セルフケアを獲得し、継続できている傾向にある。昨年度に、個別の事例については学会発表を行ったが、今年度は行えていない。 今年度は新たに10件ほどのデータ収集ができたため、引き続き必要なデータ数まで継続し、2型糖尿病患者に対する歯周病ケアプログラムの効果を評価したい。 ベースラインのデータは、適宜更新し、解析をしているが、介入群とコントロール群の特性に差は見られていない。糖尿病の状態として、HbA1c値を見ているが、7.0%以下の対象者がほとんどである。歯周病予防のためのセルフケアの状況について、歯磨き得点はこれまでの研究結果より低い集団であるという現状がある。介入群はセルフケアプログラム実施後にどのような変化するのか解析していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度、今年度はコロナの影響から、新たな対象者を増やすことがほとんど出来なかった。今年度は、コロナ禍でも感染対策をしながら、介入プログラムを実施できる、時間と場所を確保するために研究受け入れ施設と相談し、次年度より対象者を増やしていく。
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Strategy for Future Research Activity |
8月をめどに、介入プログラムのデータ収集を終了し、最終の解析を行い、結果を明らかにする。 今年度中に論文を執筆し学会発表のエントリーと、投稿の準備を完了する。 収集したデータの入力等は、事務員を雇用することで、解析までの時間が短くなるように対応する。
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Causes of Carryover |
コロナの影響で、研究対象者の選定と介入プログラムの実施が難航した。引き続き介入を実施するため、人件費、物品費が必要である。 また、データ収集後は解析を行う。データ入力等の事務作業のための人件費や、学会発表、論文投稿費用、学会参加旅費として使用する。
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