2020 Fiscal Year Research-status Report
がん化学療法の痺れの現れを捉える現象学的研究―オノマトペを用いた評価指標案の作成
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18K17526
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
坂井 志織 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (40409800)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | しびれ / がん化学療法 / オノマトペ / 現象学 / 末梢神経障害 / 感覚障害 / 評価指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は4年計画の3年目である。COVID-19の影響で調査予定が1年遅れのペースとなっている。
【概要】昨年度実施予定であった複数回のインタビューとしびれ記録表を用いた調査を、昨年度参加者に加え新たに8名の参加者を得て1回/2-3ヵ月のペースで継続的に実施している。
調査継続中であるため詳細な分析には至っていないが、特徴的なオノマトペが複数あり、がん化学療法によるしびれの現れ方、治療や生活を背景にしてどのように経験されているのかという特徴が見えてきたところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度(2年目)調査がCOVID-19のため大幅に遅れたが、本年度に2年目実施予定であった調査活動を実施することができた。当初予定では既に調査を終え、分析に入る予定であったが上述の事由のため調査全体としてはやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度前期中にデータ収集を終える見通しである。今後はデータ分析に入り、オノマトペに着目しがん化学療法のしびれの現れを捉える指標案を現象学的分析により見出していく予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19のため学会開催方法などの変更が生じたため。
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Research Products
(2 results)