2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Screening Tool to Identify Potential Support Needs of Kidney Transplant Donors and Receipients
Project/Area Number |
18K17539
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
大橋 尚弘 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (40646379)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 腎移植 / レシピエント / セルフマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本邦の専門家のコンセンサスを得ることで各項目の妥当性、適切性の確認のとれた「成人腎移植後レシピエントのセルフマネジメント行動を評価するためのツール」について、実際のレシピエントを対象としたテストを行い、各項目の表現や内容の修正を行った。また、ツールについての内的整合性と安定性の検証を行い、「成人腎移植後レシピエントのセルフマネジメント行動を評価するためのツール(Self-management behavior scale for kidney transplant)を開発した。 また、「成人腎移植後レシピエントのセルフマネジメントの障壁となる因子を評価するツール(Self-management barrier scale for kidney transplant)」についても実際のレシピエントを対象としたテストを行い、各項目の表現や内容の修正を行った。ツールについての内的整合性、安定性について検証し、「成人腎移植後レシピエントのセルフマネジメントの障壁となる因子を評価するためのツール(Self-management barrier scale for kidney transplant)を開発した。 これにより、腎移植後レシピエントのセルフマネジメント行動およびセルフマネジメントの障壁について評価することができるツールをそれぞれ開発することができた。しかし、それぞれの評価ツールの活用の仕方によっては評価者が一項目のみでセルフマネジメントができているか否かを判断してしまったり、障壁をナラティブに捉えることができない可能性がある。評価ツールの項目への回答内容や外来受診時のレシピエントの言動、血液、尿検査結果、そしてレシピエントのライフスタイルを総合的に評価できるよう、本ツールの活用の仕方について今後検討していく必要がある。
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