2022 Fiscal Year Annual Research Report
Constructing a nursing care model to facilitate respiratory stability and self-regulatory functional maturation in premature neonates.
Project/Area Number |
18K17550
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
仲井 あや 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30612197)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | premature infant / 早産児 / NICU / 相互作用 / 自己調整機能 / 呼吸パターン / 脳幹機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に実施した研究の成果: 2022年9月に開催されたAcademy of Neonatal Nursing主催、2022 Fall National Neonatal Nurses Conference(Palm Springs, 米国)において、本研究の成果を発表した。内容は、早産児の呼吸パターンの変化と親の捉え方における1ケースの分析結果である。また、本研究で目指す看護援助モデル構築の基盤となる先行研究の内容を日本語論文にまとめ、日本新生児看護学会誌に研究報告として投稿し、2023年3月に採択された。 研究期間全体を通じて実施した研究の成果: 本研究は、新生児集中治療室(Neonatal Intensive Care Unit:NICU)に入院する早産児の呼吸の安定と自己調整機能の成熟を支える看護援助モデルを構築することを最終的な目的として実施し、早産児の呼吸パターンの変化と親の捉え方を明らかにした。2018年度は、フィールド調査と文献検討を進めるとともに、研究の遂行に必要な「新生児・早産児行動評価法(APIB)」の研修に取り組み、米国コロラド州コロラド小児病院において観察手技と観察内容の確認試験を受けた。その結果、早産児を対象とする観察手技の実施と状態評価に対するAPIBの活用が許可された。2019年度は、国際新生児看護学会2019年学術集会(Auckland,ニュージーランド)において、新生児期の脳幹の成熟過程に関する文献検討の成果を発表した。2020年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行下にあり、新生児看護関連のオンライン学会や研修会に参加して広く情報収集に努め、研究計画を再考した。また、本研究の基盤となる先行研究の内容を英文誌に公表した。2021年度は、研究データ収集を進め、1ケースの親子の縦断的なデータをケースレポートとしてまとめ、最終年度に発表した。
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Research Products
(2 results)