2022 Fiscal Year Research-status Report
PAEである看護師の幼児期の子どもに対するアドヒアランスを高める看護実践の構造
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18K17568
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
山本 陽子 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (60622553)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 食物アレルギー / こども / アドヒアランス |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的として、子どもに関わっている場面を研究者が観察する中で、無意識的な実践も含めた看護実践の構造を明らかにすることを目的としているため、実施計画の変更は困難であると考え、新型コロナウイルス感染症の市井感染状況が落ち着いてくる時期をみて、研究をすすめていく予定にしていたが、感染状況の変遷から、実質的に研究協力を得ることができていない状況にある。 看護師が関わる子どもと親の同意を得る手順について臨床現場で勤務するアドバイザーから病院の状況について聞き取りをしながらすすめていたが、感染状況から参加観察への許可を得るための手順が複雑で、研究対象施設として考えている総合要因では協力を得ることが困難な状況にあると判断した。 課題の取り下げも検討したが、2023年の5月に2類から5類へと変更されたことをうけ、当初の予定どおり中規模の総合病院において研究を進める方法を探りながら、いまだ困難な状況であれば、対象者選定を雪だるま方にすることも検討して研究協力者を募り研究をすすめていく予定にしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19感染拡大状況を踏まえた上での依頼手順を選定することが難しく、計画が滞っているため、今後の状況を見据えながら、協力者を得るための方法を変更し倫理申請を検討している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の取り扱いが変更となったことで研究対象施設である医療機関の研究受入れ可能性を探りつつ、どのように研究協力者を募っていくかについてが検討していく。研究協力者である看護師だけでなく、 その看護師に関わる親と子どもの同意を得る手順も必要なため、そのハードルは高いと考えるが、研究協力を求める方法を簡易化し、短時間もしくは、協力者への依頼がより簡便な方法で同意を得ることが可能かどうか検討していく。
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Causes of Carryover |
予定通りに研究が進まなかったことから、使用する予定であった経費が使用できていないため。2023年度は産休、育休に入るため、一旦研究を休止するが、その後再開した年度に予定通り使用する予定である。
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