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2018 Fiscal Year Research-status Report

重症心身障害児と養育者の特別支援学校卒業後に向けた移行アセスメントツールの開発

Research Project

Project/Area Number 18K17589
Research InstitutionSetsunan University

Principal Investigator

中山 祐一  摂南大学, 看護学部, 助教 (00781428)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords重症心身障害児 / 成人移行期 / 特別支援 / 卒業 / アセスメントツール / デルファイ法
Outline of Annual Research Achievements

2018年度は重症心身障害児(以下重症児)の特別支援学校の卒業に向けたアセスメントツールを作成するために、文献レビューを通して、特別支援学校卒業時期にいる重症心身障害児の全体像を把握した。重症児にとって卒業をきっかけに始まる移行は支援者の変化、過ごす環境の変化など様々な移行が含まれており、複雑な現象であることが考えられた。そのため、その現象を捉えるためにあらゆる人の全体像を述べることを可能にさせる国際生活機能分類を構成概念として援用し、卒業時期にいる重症児の概念枠組みを考案することとした。現在、概念枠組みについての論文を執筆中である。
また、上記概念枠組みと国内外の移行アセスメントツールをもとに、重症児の移行アセスメントツールに関する質問紙を作成した。2019年2月末大阪大学での倫理審査の承認を得ており、5月現在所属大学の倫理委員会の承認を待っている状況である。承認が下り次第、デルファイ法の第1ステップであるパネリストへのインタビューを開始する予定である。パネリストである特別支援学校の教員へはすでにインタビューの内諾を得ている。教員へのインタビュー内容を踏まえ、質問紙を変更していく予定であるため、他職種である学校看護師、生活介護施設職員、重症児の養育者への研究ご協力のお願いは教員のインタビューによる質問紙の修正と並行して実施しながら内諾とアポイントメントを取る予定である。
2019年度はインタビューを終え、デルファイ法による質問紙調査を実施していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初、卒業時期にいる重症児の「移行」について概念分析を用いて卒業時期にいる重症児の全体像を表現しようと試みたが、重症児の移行に関する文献が少なく、納得する結果が得られなかった。そこで全体像の把握するためにプロセスを変更し、国際生活機能分類を構成概念とした卒業時期の重症児の概念枠組みを作成することへと変更したため、進捗が遅れた。

Strategy for Future Research Activity

所属大学の倫理委員会の承認後、インタビューを開始する。インタビューを踏まえて質問紙を修正するため倫理委員会に変更申請をする。その後、質問紙調査へと移る予定である。

Causes of Carryover

繰越金が発生した理由は、概念枠組みの作成と倫理委員会の申請・承認が遅れたため2018年度にインタビューまで実施することができず、データ保管するための機器の購入、交通費、謝金、テープ起こしの費用を使用しなかったからである。
繰越金および2019年度請求分はインタビューを実施するため、記録デバイスの購入・交通費・謝金および倫理の変更審査費用に使用する。また、概念枠組みの論文の投稿費・学会発表費に使用する。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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