2019 Fiscal Year Research-status Report
重症心身障害児と養育者の特別支援学校卒業後に向けた移行アセスメントツールの開発
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18K17589
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
中山 祐一 摂南大学, 看護学部, 助教 (00781428)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 重症心身障害 / 成人移行期 / 特別支援教育 / 学校看護師 / デルファイ法 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、重症心身障害児(以下、重症児)の特別支援学校卒業に向けた準備性尺度するために、1)学校卒業の時期の重症児の全体像を表す概念枠組みに関する論文の執筆および投稿、2)予備調査であるインタビュー調査を通して尺度項目の修正を行った。 1)については、学校卒業時期にいる重症児に関する課題や支援等に関連した48文献をレビューし、国際生活機能分類のコードと照らし合わせた結果、学校卒業時期にいる重症児に対するアセスメント項目として国際生活機能分類の36コードが抽出され、卒業時期にいる重症児の概念枠組みを構築できた。現在、レビュー論文として投稿中である。 2)に関しては、デルファイ法の第1段階としてパネリスト(専門家)へインタビュー調査(予備調査)を行った。2019年7月~11月の間に計24名(特別支援学校の教員・学校看護師、および生活介護施設の職員・看護師)のインタビューを終え、準備性尺度項目の修正を行い、2020年4月に所属大学および大阪大学の倫理委員会から、デルファイ法の第2段階である質問紙調査(本調査)への承認を得た。すでに質問紙の配布先をコーディネートしてくださっている研究協力者に連絡を取り終え、配布先の内諾を得られた後、2020年6月~本調査を開始する予定としている。次年度は本調査を終え、学会発表および論文執筆・投稿を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年11月下旬にインタビュー調査(予備調査)を終え、12月に準備性尺度の項目を決定した。2020年1月初旬、本調査の倫理変更申請に向けて動いていたが、概念枠組みの論文投稿を同時に進めていたことも重なり、所属大学への倫理変更の承認に時間を要した。所属大学の承認を得た後、大阪大学の倫理変更申請を行ったため、合計で倫理審査に3か月を要したことが本調査への進捗が遅れた要因である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は本調査であるデルファイ法の第2段階である本調査(質問紙調査)を実施し、準備性尺度の項目を確定するとともに、これまでの調査結果の学会発表、論文の執筆・投稿を進めていく。 また、準備性尺度の予測性・有用性を検証するための研究へと展開する準備を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
2019年度に本調査を実施する予定であり、郵送費・謝金を計上していたが、本調査が2020年度に実施することとなったため、繰越金が発生した。また、学会発表を国外で行う予定であったが、国内で開催される国際学会で発表したため、旅費が当初の予定より減額することができたため。
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Research Products
(1 results)