2018 Fiscal Year Research-status Report
血友病患児に対する痛くない注射を目指した外皮微小電気刺激効果の検討
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18K17594
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
植木 慎悟 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (10779218)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 疼痛緩和 / 穿刺 / 注射 / システマティックレビュー / 振動刺激 / 電気刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研において、注射時の痛みを軽減する手法の一つである振動刺激法の効果についてのシステマティックレビューを実施した。質評価を行った21件の論文結果をまとめ、その振動刺激の有効性が確立された。しかし、エビデンスといえるほどの質の高い研究は少なく、更なる検証の必要性が示唆された。 このシステマティックレビューを10th Biennial Joanna Briggs Institute Colloquium 2018(ベルギー)にて学会発表を行い、同協会の学術雑誌において論文が採択された。 電気刺激法における痛み軽減効果については、自身の体に簡易的痛み刺激を与え、電気刺激法の効果を検証を試みているが有効なデータについてはまだ得られておらず、今後の課題としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1年目として予定していた論文が採択され、電気刺激のプレテストも順調に進展している。しかし、1年目で予定していた病院での調査(血友病患者への介入)において、協力が得られなくなる事態がおこったため、協力施設を詮索しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度において予防接種の痛みに対して振動刺激の効果検証を行うRCTを実施する予定である。また血友病患者との接触を試みるために、協力施設を今後も詮索することとしている。
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Causes of Carryover |
初年度に予定していた血友病患者およびその家族へのインタビュー調査が、施設側の都合により実施できなくなったため、その分の研究にかかる諸費用の使用が延期となった。次年度、協力施設を詮索し、対象者のリクルートをしていく予定としている。
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Research Products
(2 results)