2019 Fiscal Year Research-status Report
高齢者施設の看護職のワーク・エンゲイジメント因果モデルの検証
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18K17616
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Research Institution | Iwate University of Health and Medical Sciences |
Principal Investigator |
木内 千晶 岩手保健医療大学, 看護学部, 准教授 (20363731)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ワーク・エンゲイジメント / レジリエンス / 療養病床 / 介護老人保健施設 / 介護老人福祉施設 / 高齢者看護 / メンタルヘルス / パフォーマンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、療養病床、介護老人保健施設、介護老人福祉施設の看護職のワーク・エンゲイジメント因果モデルを検証し、心身の健康と仕事のパフォーマンスを促進する因果プロセスを明らかにすることを目的としている。 本年度は、全国の療養病床を有する病院253件、介護老人保健施設(老健)277件、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム:特養)699件に調査を依頼し、最終的に承諾が得られた療養病床22施設、老健20施設、特養48施設に勤務する看護職1006人を対象に質問紙調査を実施し、853人(回収率84.7%)から返信を得た。回答の欠損があるものを除き、809名(有効回答率80.4%)を分析対象とした。 療養病床(n=377)、老健(n=192)、特養(n=240)の3群において、Bonferoni/Dunn法にて各変数の差を分析した。ワーク・エンゲイジメントは療養病床と老健、療養病床と特養間に有意差を認めた。個人の資源は療養病床と特養間に有意差を認めた。仕事の資源は療養病床と特養間に有意差を認めた。心身の健康は療養病床と特養間に有意差を認めた。仕事のパフォーマンスは療養病床と老健、療養病床と特養間に有意差を認めた。 さらに、共分散構造分析にて、個人の資源と仕事の資源を独立変数、ワーク・エンゲイジメントを媒介変数、心身の健康と仕事のパフォーマンスを従属変数とした因果モデルの検証を行い、多母集団の同時分析にて3群の配置不変性と測定不変性を検証した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は質問紙調査を実施し、現在その分析を実施中である。昨年度は質問紙調査の実施が遅れていたが、その遅れをとり戻し、ほぼ計画どおりのスケジュールで進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在結果を分析中であり、2021年度の成果発表に向けて研究を推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
残額は3,545円であり、次年度に予定している協力施設への結果報告にあてることを予定している。
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