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2020 Fiscal Year Research-status Report

都市部の男性高齢者における介護予防活動を活用した地域のつながり強化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18K17627
Research InstitutionOsaka Medical College

Principal Investigator

山埜 ふみ恵  大阪医科大学, 看護学部, 助教 (60782266)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords介護予防 / 地域高齢者 / ソーシャルサポート授受 / 地域のつながり
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は地域のつながり強化に向けた介護予防活動における男性高齢者のバランスのとれたサポート授受を促進するための具体的な要因や支援方法を明らかにすることである。
2020年度は、研究参加者の言葉から参加者同士のサポート授受を促進しようとしたきっかけ、活動内でサポート授受を促進するためにどのように工夫しているか、という2点を分析視点にし、該当する記述部分を抽出しデータとした。また抽出したデータの意味を損なわない文脈で区切り、コード化した。コード化した意味内容の類似性と相違性を比較しながら類型化し、サブカテゴリー化した。さらにサブカテゴリーを内容別に類型化して、抽象度を高め、カテゴリー化した。サブカテゴリー化、カテゴリー化に際しては、コードおよび逐語録に戻り内容を確認し、分類を吟味し再考しながら行った。分析は共同研究者間で結果の合意形成が得られるまで検討を重ね、質的研究の経験のある大学教員からスーパーバイズを受けることで真実性を確保した。現在は分析結果、考察をまとめ論文作成途中である。分析結果の一部は2020年12月に、第9回公衆衛生看護学会学術集会(オンライン開催)にて演題発表(誌上発表)をした。
また2019年度より延期となっていたKJ法・SCATの研修に参加し、質的分析の手法を学んだ。
2021年度は、本研究の目的は男性高齢者が対象であるが、インタビューの分析結果から性差を意識した要因は把握できなかったため、分析対象をインタビュー調査の協力を得られた男性高齢者6名に限定し、改めて質的記述的分析を行い、男性高齢者の特徴を明らかにしていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2020年度にインタビュー内容を分析して論文化する予定であったが、分析結果からは目的である男性高齢者の特徴が明らかにできなかった。そのため分析対象を男性に限定して再度分析を行う必要がある。さらに分析結果をもとにアンケート調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響のため、対象となる介護予防活動が休止中であり(2021年5月時点)直接介護予防活動の場での調査票配布が難しい状況である。量的研究の準備が整い次第、実施予定である。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルス感染症の影響で活動自体が中止中であり、量的調査のタイミングや配布方法については、担当の自治体保健師と連携して検討していく。実施までに男性高齢者のサポート授受を促進する要因を質的データからあきらかにするとともに、インタビュー調査内容をまとめ、質問紙調査票を完成させる。

Causes of Carryover

2020年度は分析結果の遅れと新型コロナウイルス感染症の影響のため、期間延長を行い、研究費を次年度に使用することとした。次年度はインタビュー調査の結果をもとに、量的研究を行う。そのため質問紙表の印刷・郵送費等に使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 都市部の介護予防活動におけるソーシャル・サポート授受の関係性を構築する要因の検討2020

    • Author(s)
      山埜ふみ恵、草野恵美子
    • Organizer
      第9回公衆衛生看護学会学術集会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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