2019 Fiscal Year Research-status Report
認知症者の低活動症状に着目したBPSD重症化予防に向けた看護アセスメント指標開発
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18K17639
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
古野 貴臣 佐賀大学, 医学部, 助教 (90775363)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 認知症 / アセスメント / 意欲低下 / BPSD |
Outline of Annual Research Achievements |
低活動症状を有する認知症患者への看護実践に関する文献検討を行い、学術誌に投稿した。現在査読を行っている。 また、認知症看護専門看護師や認知症ケア専門士の資格を有する看護師など、認知症看護に関する熟練者を対象とした半構成的面接によるインタビュー調査を実施した。対象者は低活動症状を有する認知症患者に対し、その人のペースや嗜好を尊重した看護アセスメントや実践が行われていることが示された。計3名の看護師に調査を行ったが、COVID-19の影響を鑑み、調査をいったん中断している。 現在、精神科専門看護師、認知症認定看護師、認知症ケア専門士を持つ看護師計12名に内諾を得ている。感染が収束後は早期に調査を再開する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査の開始後、COVID-19が蔓延し、調査を一時中断せざるを得なくなった。調査への内諾は取得しているが、病院勤務の看護師を対象としているため、感染が収束するまでは調査を控えることとした。
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Strategy for Future Research Activity |
精神科看護専門看護師、認知症看護専門看護師、認知症ケア専門士の資格を有する看護師の計11名に対しては調査の内諾を得ることができている。感染症収束後に即座に調査を開始し、質的機能的分析を行う。その結果をもとに全国調査を行い、アセスメント指標の開発を目指す。
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Causes of Carryover |
インタビュー調査を行っている時期にCOVID-19が流行し始めた。感染拡大防止の観点から、対象施設における調査が困難となった。一旦調査を中止し、感染が収束かつ対象施設の受け入れが可能となった時期から調査を再開する。
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