2022 Fiscal Year Research-status Report
在宅脳卒中者の活動性向上を目的とした行動変容型計画介入の効果検証
Project/Area Number |
18K17652
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
三浦 佳代 埼玉医科大学, 保健医療学部, 助教 (40805389)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 行動変容 / 脳卒中 / 回復期 / 活動性 / 生活の質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,脳卒中者の退院後の活動性,および生活の質の向上を目指し,回復期リハビリテーション病院入院中の患者に実施する行動変容型介入プログラムの効果を検証する目的で開始した。 育児休業により,研究を中断していたが,2022年9月1日より再開した。しかしながら,新型コロナウイルスの蔓延により,研究協力施設への外部研究者の立ち入りが禁止される状況であった。 研究Ⅰでは,回復期リハビリテーション病院入院中の患者に,先行研究で作成した冊子を用いて,入院中1ヵ月ごとに介入を行い,質問紙への回答を依頼する予定であったが,介入およびデータの収集を行うことが困難であった。 さらに,本研究で目的としている社会的な活動の実施(他者との交流など)を推奨できない状況であったため,データの収集を中止した。 予定していた数のデータを収集することができなかったため,計画を変更し,新型コロナウイルスの蔓延以前のデータのみを用いて,症例報告として成果を公表する予定である。 また,研究者が協力施設へ立ち入らなくてもデータの収集が行えるよう,アプリ等を開発する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2度の中断(産前産後休暇)および,新型コロナウイルスの蔓延により研究協力施設への立ち入りが制限されていたため。
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Strategy for Future Research Activity |
ランダム化比較試験の計画を立てていたが,十分な数のデータが収集できなかったため,収集できているデータのみを用いて,症例報告として成果を公表する。 研究者が研究協力施設に立ち入り,コーディネートすることができない状況では,介入および質問紙調査やスケージュール管理が困難であった。そこで,研究Ⅲ(介入者によるプログラムの評価)を改変し,介入者を務めたリハビリテーション専門職から改良案などについての聞き取り調査を行いながら,介入時期や介入内容を管理できるアプリケーション等を開発して本研究を終了する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの蔓延による渡航制限により学会への現地参加ができなかったため。アプリケーションの開発費用として支出を予定している。
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