2021 Fiscal Year Research-status Report
前頭側頭葉変性症と診断された若年性認知症者と家族の経験
Project/Area Number |
18K17658
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
千葉 京子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (40248969)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 若年性認知症 / 前頭側頭葉変性症 / 家族 / 経験 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度から開始した本研究は4年目となった。研究目的は前頭側頭葉変性症と診断された若年性認知症者とのその家族の経験を明らかにすることである。インタビューはおよそ1年毎に1回、合計4回の予定である。 初年度末に計画していた第1回目のインタビューは、研究参加者の条件にあう家族を得ることが叶わず、募集期間とデータ収集期間を延長した。 2019年度に研究参加の同意を3家族に得ることができ、データ収集を開始することができた。 2020年度はCOVID-19感染拡大により対面でのインタビューが困難となったことや研究参加者の希望もあり、データ収集期間を延期した。その後、Web会議システムを活用し、年度後半に2回目のインタビューを実施できた。また、Web会議システムを活用する若年性認知症家族会に参加し、家族や本人の話を伺う機会を得た。 2021年度は3回目のインタビューを実施した。若年性認知症家族会や前頭側頭葉変性症家族会に参加して情報を得た。また、スウェーデンにおける認知症に関連する情報を得た。前頭側頭葉変性症本人は症状の進行により、インタビューでのデータ収集が困難になった方もいた。当初の予定では2021年度で本研究は終了であったが、COVID-19による影響および研究参加者の事情により4回目のインタビューは2022年度に延期することとした。したがって、研究期間の延長を申請し2022年度までに変更となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度で終了予定であったが、COVID-19の影響により4回目のインタビューが終了しておらず、研究期間を延長したためである。具体的には、初年度において研究参加者が集まらず第1回目のインタビューの開始時期が遅れたこと、第2回目のインタビューはCOVID-19感染拡大による感染リスクを考慮した対応を検討することで実施時期が遅れたこと、これらに伴いそれ以降のインタビュー時期が遅れての実施となったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に4回目のインタビューを実施し、データ分析結果をもとに成果発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により学会参加やイギリスへの施設訪問を実施できなくなったため次年度使用額が生じた。2022年度に海外施設の訪問は予定しないが、国内の学会に積極的に参加し情報収集や研究者との交流を行う。また、研究成果をまとめるにあたり国内外の関連する文献や書籍の収集等に使用する計画である。
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