2023 Fiscal Year Annual Research Report
A study of imaging features of dysarthria in parkinson's disease - Elucidation of mechanism using brain analysis -
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18K17668
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Research Institution | Osaka Kawasaki Rehabilitation University |
Principal Investigator |
上田 有紀人 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 講師 (90770553)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | パーキンソン病 / 構音障害 / 発声障害 / 運動障害 / 神経機能画像 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はパーキンソン症候群ならびにパーキンソン病でみられる構音障害・発声障害に着目し、運動機能および非運動症状(認知機能や精神症状)との関連や神経機能画像を用いて画像特徴を検出し、発症予測因子を明らかにすることを目的としている。パーキンソン病の症状には中核症状の振戦・無動(寡動)・筋強剛・姿勢反射障害以外にも構音障害があり、特に声量低下や発話速度の調整障害を認めることがある。これにより発話明瞭度が低下し、コミュニケーションに支障をきたす。介護負担の面からも、運動障害に対する日常生活動作への働きかけは重要であるが、構音・発声障害もまた、コミュニケーションの場への参加制約、趣味の喪失など、障害によりかかえる個人因子の問題も生じる。そのため予防や機能維持の観点からも早期から構音・発声障害にも着目すること必要がある。これらの視点を研究目的とし、当院にパーキンソン病精査目的で入院した患者様を対象に横断的に評価を行った。研究同意や検査実施が可能であった99例を対象とした。対象のほとんどが運動機能面では一側の錐体外路症状、重症度分類ではHoehn&Yahrの分類はStage Ⅰ であった。構音障害や発声障害に関する自覚的な訴えはあったが、構音の運動範囲や筋力などの客観的検査においては明らかな低下はなかった。母音/a/持続発声・オーラルディアドコキネシス・情景画の説明(自発話)を行い、全て録音記録した。聴覚印象評価であるGRBAS尺度において明らかな嗄声は認めず、また痙攣性発声障害も認めなかった。COVID-19により、実施項目として喉頭内視鏡検査や簡易呼吸機能検査が未実施の対象者が多く、それ以外の評価項目と録音した音声で音声解析を行なっている段階で、結果を示すまでには至っていない。
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