Development of a method for quantification and management of upper extremity joint loading using wearable devices

2021 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 18K17681
• Research Institution: Kyoto Prefectural University of Medicine
• Principal Investigator: 木田 圭重 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70737569)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 動作解析 / 上肢関節運動 / ウェアラブルデバイス

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、ウェアラブルデバイスを用いて上肢の運動負荷の評価・記録法を確立することにより、上肢運動における適切な運動負荷の設定を行うものであった。
研究の第一段階として、われわれが作成したプロトタイプの着衣型ウェアラブルデバイスを用いて、装着時の上肢関節運動の測定および検証を行った。その結果から新型ウェアラブルデバイスにより上肢の動作解析を行うことが可能であり、解析結果のデジタル化およびデータ管理が容易となる可能性を見出した。第二段階として上肢運動負荷を評価する信頼性の高い方法の開発を課題として挙げた。われわれが開発したウェアラブルデバイスとの比較に用いる肘関節スリーブ型ウェアラブルデバイスを用いて、少年野球選手から社会人野球選手を対象に投球解析のデータ収集を行った。中学生野球選手における肘関節内側部の超音波検査所見および過去の肘関節痛の有無と、内側側副靭帯にかかる負荷の関係性について国内学会で結果発表を実施した。また中学生野球選手から社会人野球選手に対するデータ解析の結果、投球時の肘内側側副靭帯にかかる負荷と、球速および投球努力（投球時の主観的な力の掛け具合）は必ずしも一致しないことがわかった。この研究に関して国際学会で結果発表を実施した。ウェアラブルデバイスを用いて野球投手の肘内側にかかる負荷を定量的に評価することにより、肘内側障害の予防と競技復帰につながる新たな知見を得た。

Research Products

• [Presentation] The Influence Of Quantitative Partial Elbow Valgus Stress During Baseball Pitching On Ball Velocity And Self-evaluated Pitch-effort (2022)
  • Author(s): Yusuke Kobayashi, Yoshikazu Kida, Kenta Takatsuji, Tsuyoshi Sukenari, Naoki Okubo, Okihiro Onishi, Ryota Kojima, Takashi Seya, Taisuke Oishi, Toru Morihara, Kenji Takahashi
  • Organizer: Orthopaedic Research Society 2022 Annual meeting
  • Int'l Joint Research