2018 Fiscal Year Research-status Report
扁平足の足部内に生じている協調運動と力学的負荷の解明
Project/Area Number |
18K17688
|
Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
高林 知也 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (00780339)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 扁平足 / 協調運動 / 関節モーメント / ランニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,「扁平足の足部内に生じている協調運動と力学的負荷の解明」である.初年度は,本研究課題を実行していく過程で,正常足・扁平足に男性と女性が混在したリクルートで良いかどうかの疑問が生じた.調査すると,足部内に生じている協調運動の性差は検証されていなかったため,扁平足を対象とした研究を行う前に,まずは正常足を対象にして扁平足の足部内に生じている協調運動の性差を検証した.検証したところ,ランニング中の足部内の協調運動には性差があることを明らかにした.具体的には,女性は男性と比較してランニング中に後足部と中足部のanti-phase(逆位相の動き)が増加していた.それゆえ,正常足・扁平足を対象とする際,男性と女性が混在しないほうがよいことが考えられた. 現在は,男性のみをターゲットとし,正常足12名,扁平足13名の実験データを取得し,本研究課題の解析を実施している.本研究課題は6月中に解析を行い,今年度12月に開催される第24回日本基礎理学療法学会学術大会(新潟)にエントリーするy予定である. 研究実績として,足部内の協調運動に関する性差に関する研究はAsian Confederation for Physical Therapy (Philippines)で発表し(Sex-related differences in coordination among foot joints during running, 2018),国際誌Journal of Foot Ankle Researchでも公表した(Sex-related differences in coordination and variability among foot joints during running, 2018).
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験データは取得しているが,まだ解析は行えていないため.
|
Strategy for Future Research Activity |
被験者を正常足20名,扁平足20名に増やし,解析を進めていく.
|
Research Products
(4 results)