2019 Fiscal Year Research-status Report
非侵襲的陽圧換気併用による収縮能の保たれた心不全の運動耐容能改善に関する研究
Project/Area Number |
18K17704
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Research Institution | The Tazuke Kofukai |
Principal Investigator |
上坂 建太 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第12研究部, 研究員 (40814207)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、収縮能が保たれた心不全(heart failure with preserved ejection fraction:HFpEF)患者に対する非侵襲的間欠的陽圧換気療法(noninvasive intermittent positive pressure ventilation:NIPPV)併用した運動による運動中呼吸困難感改善効果を明らかにすることである。本研究では、心臓超音波検査による左室駆出率(left ventricular ejection rate;LVEF)≧40%のHFpEFを対象としていることから、エルゴメーターを用いた運動実施症例が少ない。昨年度からの課題であった対象の取り込み基準および除外基準を検討を続け、HFpEFの病態特性および身体機能特性について調査を進めることで、方法論の検討を行った。 今年度は第25回心臓リハビリテーション学会、第23回心不全学会に参加し、HFpEFの高齢心不全患者に関する調査研究を行った。第5回日本心臓リハビリテーション学会近畿地方会のシンポジウムにおいては「心不全患者の理学療法」をテーマにHFpEF患者の入院中の身機能の特徴とその介入方法の工夫の仕方、退院後の心臓リハビリテーションの重要性について発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画における方法論を遂行可能な対象者の選定を行っている段階である。さらにCOVID-19流行により、心不全患者に対するNIPPVの使用が制限されているため、NIPPVを用いた介入の目途が立ってない。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19流行下における、心不全に対するNIPPV使用制限の状況を確認しながら、ケースシリーズによる予備研究を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度実施に至らなかったケースシリーズによる予備研究に係る費用が繰越となっている。設備費および消耗品費においては、データ保存に必要な消耗品の費用を予定している。旅費においては、研究成果発表として国内学会および国際学会での旅費を予定している。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] 入院期心不全患者に対する集団疾病管理指導による心不全再入院予防効果の検討2019
Author(s)
上坂建太, 吉田都, 辻本実奈美, 本田憲胤, 金川久美子, 岡田麻佑, 牧山由美, 板原夢, 中根英策, 東本有司, 猪子森明
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Journal Title
心臓リハビリテーション
Volume: 25
Pages: 194-198
Peer Reviewed
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