2020 Fiscal Year Research-status Report
非侵襲的陽圧換気併用による収縮能の保たれた心不全の運動耐容能改善に関する研究
Project/Area Number |
18K17704
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Research Institution | The Tazuke Kofukai |
Principal Investigator |
上坂 建太 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第12研究部, 研究員 (40814207)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、収縮能が保たれた心不全(heart failure with preserved ejection fraction:HFpEF)患者に対する非侵襲的間欠的陽圧換気療法(noninvasive intermittent positive pressure ventilation:NIPPV)を併用した運動による運動中呼吸困難感改善効果を明らかにすることである。一昨年度からの課題であった対象の取り込み基準および除外基準の検討を続け、HFpEFの病態特性および身体機能特性について調査を進めた。COVID-19の流行により、心肺運動負荷試験の実施、NIPPVの使用が困難となったため、HFpEF患者の対象者特性を明らかにし、その特性と予後との関連を明らかにすることを目的とした調査研究を実施した。研究成果については、第84回日本循環器学会、およびESC congress2020において筆頭演者として発表した。現在、研究成果をESC heart failureへ論文投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の流行により、心肺運動負荷試験の実施、NIPPVの使用が困難となっており、HFpEF患者の対象者特性と予後との関連についての調査研究について論文投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19収束状況、心不全に対するNIPPV使用制限の状況を確認しながら、ケースシリーズによる予備研究を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
来年度実施可能となった場合のケースシリーズ研究に係る費用が繰越となっており、英文投稿に係る費用も予定している。設備費および消耗品費においては、データの解析や保存に必要な消耗品の費用を予定している。旅費においては、研究成果発表として国内学会での旅費を予定している。
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Research Products
(2 results)