2018 Fiscal Year Research-status Report
快感情調整による認知機能向上効果の解明-顔面皮膚血流計測を用いて
Project/Area Number |
18K17718
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
遠藤 加菜 広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 助教 (60584696)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 感情 / 認知機能 / 顔面皮膚血流 / 大脳皮質脳活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
視聴覚刺激によって喚起される快・不快感情は顔面皮膚血流変化ならびに大脳皮質脳活動を生じさせる、と先行研究は報告した(J Physiol Sci.68(2):175-190,2018 Physiol Rep. 5(21), e13488,2017.)このような快・不快感情は、視聴覚刺激によって喚起された場合のみならず、異なるモダリティである嗅覚刺激によって喚起された場合においても顔面皮膚血流反応を用いた評価が有効であるか否かについては不明であった。
そこで本研究は、嗅覚刺激により惹起された感情変化とそれに伴う顔面皮膚血流量の変化が、認知機能および大脳皮質脳活動に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
2018年度の研究計画として、嗅覚刺激に伴う感情状態の変化について顔面皮膚血流反応を用いた評価が有効か否かを明らかにすることを考えていた。しかし、病気休職のため研究活動が停滞した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2018年度は病気休職により研究活動を遂行できなかったため、予定より進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画書に基づき、2018年度に遂行できなかった作業から速やかに推進したいと考えている。
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Causes of Carryover |
2018年度は健康上の理由により研究活動をやむを得ず遂行できず、予算を執行しなかった。2019年度においては、繰越額と2019年度研究費とを合わせて、謝金・旅費・消耗物品費などに執行して、研究を進捗させる予定である。
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