2020 Fiscal Year Research-status Report
筋電図パワースペクトル解析を用いた 前十字靭帯再建者の大腿四頭筋筋線維組成の検討
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18K17727
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
西村 行秀 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20464117)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 周波数パワースペクトル解析 / 筋電図 / 前十次身体損傷 / スポーツ / 筋日慰労特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
前十字靭帯損傷者にとって受傷後、日常生活やスポーツに復帰することは非常に重要であり、実際に日常生活やスポーツに復帰できている状態を確認する必要がある。一般的に前十次靭帯損傷の再建者がスポーツに復帰するには臨床的に大腿四頭筋の筋力が健側の筋力の90%以上まで回復することが推奨されている。本研究では日常生活やスポーツ復帰した前十字靭帯損傷再建者を対象とする予定である。 本研究を遂行するにあたり、大腿四頭筋の表面筋電図周波数パワースペクトル解析をおこなうためには、適切な部位に測定装置を装着する必要があり、また測定装置の装着にも技術を要する。昨年度に引き続き研究協力者に表面筋電図周波数パワースペクトル解析を用いた筋疲労特性の技術習得トレーニングを行い、高い精度で測定できるスキルを習得した。大腿四頭筋の筋電図周波数パワースペクトル解析は我々の過去の手法にのっとり、本学に設置されてある筋力測定機器を用い測定し大腿四頭筋の筋電図周波数パワースペクトル解析を行うことができた。 また本研究を遂行するにあたり研究方法を具体化でき、研究を完遂するためのめどがたったため研究計画書を作成し、本学倫理委員会へ提出する書類作成をしたが、昨今のコロナ禍による情報収集や取りまとめに困難を要し倫理委員会に提出する書類の完成には至らなかった。2021年度早々に倫理委員会に書類を提出し審査を受ける予定とした。さらに研究遂行にあたり被験者の選定を行うための準備に入り、被験者のリストアップに入ったが、昨今のコロナ禍で実際の被験者と対面することが困難であったため実際の測定および研究遂行は次年度に持ち越さざるを得ない状況となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨今のコロナ禍の影響もあり情報の収集に困難を要した。また、被験者の選定を開始することはできたが、実際に本研究への参加の可否の確認をおこなうための説明等をおこなうことに困難を極めた。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度早々に本研究遂行するために本学倫理委員会に本研究を転出し審査を受ける。倫理委員会の承認を得たと同時に被験者への連絡を開始し、研究の実施を行う。さらに研究結果のまとめをおこなう。可能であれば、本研究の結果を適切な学会で報告する。
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Causes of Carryover |
昨今のコロナ禍で予定額の満額使用はできなかった。次年度に繰り越し、研究成果のとりまとめや研究完了のために、繰り越した研究費を適切に使用したいと考える。
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