2021 Fiscal Year Research-status Report
身体運動学・心理学的アプローチによる理学療法士のハンドリング手技のエビデンス構築
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18K17729
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Research Institution | Tohoku Bunka Gakuen University |
Principal Investigator |
鈴木 博人 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 講師 (50635430)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 理学療法士 / 動作指導 / ハンドリング / 運動学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018-2019年度にデータ収集を行い、2020年度までそのデータをもとに報告等を行った。しかし、COVID-19の影響から研究活動が制限され、思うように研究を進行できなかった。そこで期間延長を行なったが、2021年度もCOVID-19の影響により「理学療法士」の被験者リクルートが非常に難しく新たなデータ収取ができなかった。そのため、今年度は新たな解析方法の検討、実験装置の改良、「能動運動・受動運動」および「個人間協応」の観点から文献的検討を中心に行った。 2022年度はコロナ禍の状況を鑑みつつ、今年度に準備した内容をもとに実験を再開する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度に続き2021年度もCOVID-19の影響により新たなデータ収取ができなかった。 この背景には感染拡大防止があり、具体的には「実験室へ外部者の入館が 制限されたこと」、「本研究の対象である医療専門職が所属機関外への移動を制限されたこと」が大きな要因である。 したがって、研究期間をさらに1年延長した。2022年度にはCOVID-19の感染状況に応じて追加データの収集を検討する。また、現状で収取できているデータの発表を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究はハンドリング技術の定量化をはかり、その結果を踏まえて運動学習への有効性を検証することが大きな目的である。g現在は「理学療法士のハンドリング 技術の定量化」に主眼をおいた研究として進める。しかし、現在の状況ではサンプルサイズの問題から発表ができない状況にある。そのため、2022年度は研究成果発表に際して追加が必要になったデータを収集を中心に行う。さらに、当初予定していた「ハンドリングが有する運動学習効果の解明」については次の研究課題として設定することを予定している。
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Causes of Carryover |
概ね予定通り支出しているが、新たなデータ収集がCOVID-19の影響で行えたかったため、被験者支出が影響したと判断している。次年度使用額について は実験 における被験者謝礼や報告に関する支出とする予定である。
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