2018 Fiscal Year Research-status Report
健常男性における運動強度の異なるレジスタンス運動中の動脈圧受容器反射感受性の変化
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18K17731
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
正保 哲 文京学院大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90743667)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | レジスタンス運動 / 圧受容器反射感受性 / 健常男性 |
Outline of Annual Research Achievements |
健常男性における運動強度の異なるレジスタンス運動中の動脈圧受容器反射感受性の変化について明らかにするために、運動強度の異なるレジスタンス運動前後の動脈圧受容器反射感受性を計測し、比較する必要がある。 現在、予備実験にて座位での大腿四頭筋の低強度(20%1RM)レジスタンス運動前後の動脈圧受容器反射感受性の変化について測定し、低強度レジスタンストレーニングが最も運動後のBRS活動を活性させるという所見を得た。近年、欧米では心不全患者に対しBaroreflex activation therapyという治療が始まりBRSの活動改善により心機能、運動耐容能の改善がするという効果を示している。今回の低強度(20%1RM)レジスタンス運動で得られた結果は、介入方法が異なり健常男性での結果であるが、心疾患患者に対し実施した場合にも、Baroreflex activation therapyと同様な効果が得られるものと期待している。 今後は、文京学院大学での倫理委員会での承認を得ているため、健常男性の被検者を集い運動強度の異なるレジスタンス運動によるBRSの変化についての計測を、今年中に終了し、データを分析し、方向性を熟慮の上、論文投稿へと進める予定である。また、将来的には臨床応用を視野に入れ、心疾患を有する方々における低中強度レジスタンス運動によるBRSの変化についての研究も行いたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
思うように被検者が集まらず、本計測に進めていないためやや遅れていると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年中に計測を終了し、2020年1~2月で分析を3月からは論文作成に入り、学会発表も視野にいれながら取り組みたい。
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Causes of Carryover |
本計測の実施の遅れから、本計測に必要な電極の購入が行えていないため。
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