2019 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症患者を対象とした理学療法診断に基づく客観的な臨床推論システムの構築
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18K17738
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
天野 徹哉 常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (10617070)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / 予後予測 / 臨床予測式 / 多施設共同研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、変形性膝関節症を有する患者を対象とした理学療法診断に基づく客観的な臨床推論システムを構築し、根拠に基づいた理学療法を推進するための研究基盤を確立することである。 2019年度は、主に「協力施設の募集」、「協力施設での研究説明」と「協力施設での調査・測定」を実施した。申請者自身が協力施設を訪問して調査・測定を行うことにより、計画的に症例数を増やすことができた。現在、7施設の協力を得て調査・測定を実施しており、100例のデータを集積することができた。 また、多施設共同研究の協力を得るための研修会や打ち合わせも、計画的に実施した。さらに、第7回日本運動器理学療法学会学術大会(岡山)のヤングセミナーにおいて、本研究に関する内容の一部を紹介した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
協力施設は7施設に増え、100例のデータを集積することができた。当初の計画では、本年度は10施設、120例のデータを集積することを目的としていたため、本年度の達成度は約80%である。 一方で、研修会や学会のセミナーの講師を務め、協力施設を増やすための活動を積極的に行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、さらに協力施設を増やして200例以上の症例数を集積することを目標とする。「協力施設の募集」は、研修会やホームページへの掲載に加えて個人的な繋がりも利用し、広く募集を行う予定である。 また、次年度は学会発表や論文投稿も積極的に実施する予定である。
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Causes of Carryover |
(理由) 差額が生じた主な理由は、①当初の計画より協力施設が少なかったため、②協力が得られた施設では備品として筋力計があり購入する必要がなかったためである。 (使用計画) 次年度、協力施設が増加すれば、研究説明に関する旅費や筋力計などの物品費が必要になる。また、次年度は学会発表や論文投稿を実施する予定であるため、旅費や投稿料などの経費も必要になる。
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Research Products
(1 results)