2020 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症患者を対象とした理学療法診断に基づく客観的な臨床推論システムの構築
Project/Area Number |
18K17738
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
天野 徹哉 常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (10617070)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / 予後予測 / 臨床予測式 / 多施設共同研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、変形性膝関節症患者における理学療法診断に基づく客観的な臨床推論システムを構築し、根拠に基づいた理学療法を推進するための研究基盤を確立することを目的として実施した。 2020年度は、計画していた「協力施設の募集」、「協力施設での研究説明」、「協力施設での調査・測定」と「論文投稿」を行うことができた。具体的には、ベースライン調査において155例のデータを集積することができた。また、ベースライン調査のデータを用いて横断的な検討を行い、「Archives of Physical Medicine and Rehabilitation」に投稿した論文(Title:Cross-Validation of a Screening Tool to Distinguish Between Fallers and Nonfallers in Community-Dwelling Older Adults With Knee Osteoarthritis)が受理された。 一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により、当初計画していたベースライン調査において200例のデータを収集することができなかった。また、多施設共同研究の協力を得るための研修会を計画していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた対象者が来院しなかったり、施設でのデータ測定ができなかったりした。そのため、予定していたベースライン調査の目標数である200例のデータを収集することができなかった。本年度の達成度は75%程度であった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の協力施設である5つの施設を中心に、ベースライン調査200症例を目標として調査・測定を行う予定である。また、次年度は集積できたデータの統計解析を行い、学会発表や論文投稿を積極的に行う予定である。
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Causes of Carryover |
(理由) 差額が生じた理由は、主に2つある。1つ目は、新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の計画より協力施設が少なく、研究説明に必要な旅費や研究に使用する機器の購入費の使用が少なかったためである。2つ目は、新型コロナウイルス感染症の影響により、協力施設へ調査に行くことができず、計画していた旅費の使用が少なかったためである。 (使用計画) 現在の5つの協力施設において調査を積極的に行うことにより旅費が必要となる。また、次年度は学会発表や論文投稿を積極的に実施する予定であるため、旅費や英文校正料・投稿料といった経費が必要になる。
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Research Products
(1 results)