2021 Fiscal Year Research-status Report
The influence of self-disclosure on recovery in people with mental illness
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18K17753
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| Research Institution | Sapporo Medical University |
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Principal Investigator |
横山 和樹 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (10580053)
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2018-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 自己開示 / 情緒的サポート / ピアサポート / ソーシャルサポート / 精神疾患 / リカバリー / 縦断的研究 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、地域で生活する精神疾患をもつ当事者の自己開示量を対象別および内容別に調査し、リカバリーの促進に影響する自己開示の要因を明らかにすることである。
2020年度までに精神科デイケアを利用する当事者・ピアサポート活動に従事している当事者に対する調査を完了しており、2021年度は障害福祉サービスを利用している当事者に対する調査を実施する予定であった。
自己開示とリカバリーに関する自記式アンケート調査に関する2021年度の実績としては、新規の募集による調査を障害福祉サービスにおける自立訓練（生活訓練）を提供する事業所に研究協力を依頼した上でデータを収集した。また、2020年度に参加した対象者に対する縦断的調査として、2か月後および12か月後のフォローアップ調査を実施した。
これまでに蓄積されたデータの分析を通して、精神疾患や障害についての自己開示に関連する要因として「ピアサポートを経験していること」「情緒的サポートを認知していること」、また生活状況や自分の強みについての自己開示に関連する要因として「リカバリーの程度（特に、目標／成功志向・希望、自信をもつこと）」が可能性として挙げられた。上記に関する結果について、学会発表を通して公表する手続きを進めている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響を受け、医療機関を中心に研究の新規参加者の募集が難しく、予定していた対象者数を達成できなかった。そのため、縦断データの分析も遅れ、結果の公表は次年度の課題となった。
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| Strategy for Future Research Activity |
当初に計画していた対象者数を達成するために、今後も引き続きデータ収集を継続する。更にデータを追加した上で、今年度までに得られた仮説を検証し、その結果を国内外の学会および学術誌で発表していく。
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| Causes of Carryover |
データ収集および解析に遅れが生じたため、アンケート用紙の郵送費、対象者への謝礼、データ解析に使用する解析ソフト、英文校正等の論文掲載に関しての費用を次年度に繰り越すこととした。
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