2018 Fiscal Year Research-status Report
健康寿命延命のための筋量・筋力,嚥下・栄養,呼吸・口腔機能の包括的評価
Project/Area Number |
18K17758
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
石坂 正大 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (60734621)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | サルコペニア / 呼吸機能 / 嚥下機能 / 栄養 / 筋力 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度には研究で必要な最低限の備品の購入が終了した。健常者の計測が約80名、要介護高齢者の計測が100名終了しており、順次解析と投稿を終えている。本研究の包括的評価の前段階として、サルコペニアの有病率などの基礎的な調査を先に解析し、発表を行なっている。また、睡眠時無呼吸症候群の患者および慢性閉塞性肺疾患の患者も計測項目は少ないが30名、15名程度実施可能であった。 一般高齢者の計測を2019年9月から2020年3月までに約200名行なう予定で、市の取り組みの一つでもあるため、会場や計測の準備を行っている。一般高齢者の計測用の評価用紙はいったん作成し、2019年1月23日に14名の対象者に対し、試験的に計測を行い、その際かかった時間などをまとめている。その計測の反省点を生かし、2019年9月からの計測を実施する予定である。 本研究の目的を達成するために,6つの段階的な研究課題を設定しており、1)筋量測定の臨床応用に向けたTANITAとInBodyの妥当性の検討、2)健常者における①筋量・筋力を反映する②嚥下・栄養,③呼吸・口腔機能の関係の計測が100名程度終了している。現在論文投稿および準備中である。3)高齢者における①筋量・筋力を反映する②嚥下・栄養③呼吸・口腔機能の関係、4)健常者と高齢者の比較による①筋量②嚥下・栄養③呼吸・口腔機能の加齢変化の高齢者の計測も100名程度終了しており、データ解析中である。5)高齢者と呼吸器疾患患者の比較による疾患特性の解明、6)臨床応用に向けた簡易検査のカットオフ値の算出と開発に関しては、まだ計測および解析が進んでいない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
科研費により備品および消耗品の購入がスムーズに行なえた。さらに、研究フィールドの確保が行なえており、研究協力者のもとに順調に計測が行えている。予定していた時期に計測が行え、解析に早くとりかかれたことで、学会発表や論文作成がスムーズに行なえている。
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Strategy for Future Research Activity |
順調に進行しているため研究計画は変更する必要はないと考えている。本研究において、研究フィールドと研究協力者の確保が本研究では非常に大切となるため、引き続き情報共有を行い研究を進めていく。今後は、対象者の拡大を行なう予定で、これまでと同様に消耗品の購入と論文作成を中心に進めていく。研究課題が多いため、論文作成時には研究協力者にも協力を頂き、研究終了予定日までには研究成果を公表できるように準備を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
研究が順調に進み、前倒し請求にて論文投稿費を申請した。しかし、論文投稿費が予定していた額よりも安価に投稿できたため、次年度に繰り越すことになった。その他は、備品や消耗品の購入を予定通り行なうことができている。
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[Presentation] 通所リハビリテーション利用者における脊柱後彎と呼吸機能の関係2018
Author(s)
佐藤 南, 佐藤 稜, 沢谷 洋平, 屋嘉比 章紘, 本澤 薫, 柴 隆広, 久保 晃, 石坂 正大, 貞清 香織, 佐藤 珠江, 原 毅
Organizer
第99回理学療法科学学会学術大会
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[Presentation] 通所リハビリテーション利用者における舌圧測定の信頼性2018
Author(s)
沢谷洋平, 本澤 薫, 柴 隆広, 川島景敏, 久保 晃, 石坂正大,貞清香織, 佐藤 稜, 長岡祥平, 小笠原悠人, 木村修一朗, 丸山仁司
Organizer
第95回理学療法科学学会学術大会