2019 Fiscal Year Research-status Report
脳卒中片麻痺に対する随意筋活動トリガー反復経頭蓋磁気刺激の効果の検討
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18K17766
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
谷 真美 順天堂大学, 医学部, 助手 (90817199)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | rTMS / 磁気刺激 / 脳卒中 / 片麻痺 / i-TBS |
Outline of Annual Research Achievements |
脳卒中片麻痺患者に対して、手指の随意筋活動をトリガーに経頭蓋磁気刺激を行っている。Intermittent theta burst stimulation (iTBS)は短時間で強力に皮質運動野の興奮性を増強する磁気刺激法の一つである。また使用依存性可塑性の観点から考えると、随意運動に合わせてrTMSによる神経修飾を加えた方が、より選択的な神経回路の修飾が可能であり、その効果の増強効果が期待できる。 本研究では使用頻度の高い「つまむ」動作時の随意筋活動をトリガーとしてiTBSを行うEMG-triggered iTBSの脳卒中患者における効果を電気生理学的検査ならびに手指巧緻性パフォーマンスにより検討している。 効果判定は刺激前後のMEP振幅とBOX and Block testで評価しており、現時点で一定の効果を認めており、さらなる対象患者を集めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
感染症の流行等もあり、対象患者がなかなか集められていない現状にあるため。
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Strategy for Future Research Activity |
広く対象患者の募集をかけていく。データを集め論文作成を行っていく。
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Causes of Carryover |
昨年度に予定していた磁気刺激装置コイルの購入等が延期となったため、今年度に検討している。
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