2020 Fiscal Year Research-status Report
複合性局所疼痛症候群に対する鏡像肢知覚評価に基づいた段階的鏡療法の有効性の検討
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18K17777
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
壬生 彰 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 助教 (00803024)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 複合性局所疼痛症候群 / 鏡療法 / 鏡像肢知覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,複合性局所疼痛症候群(CRPS)患者に対して,鏡像肢知覚に基づいた段階的鏡療法を実施することで,従来の鏡療法に比べて優れた治療成績が得られるかを検討することである。 令和2年度は,CRPS患者および健常者を対象としたデータ取得を進める予定であったが,新型コロナウイルス感染拡大の影響により被験者が集まらず,新たにCRPS患者1名のデータを取得するにとどまっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け,目標症例数のデータ取得が行えていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度は十分なデータ収集が行えず,研究全体の進捗が非常に遅れているため,一年間の補助事業期間延長申請を行なった。本年度も新型コロナウイルス感染拡大の影響により,研究実施施設におけるCRPS患者の受診者数は少ないことが予想される。よって,研究実施施設を増やし,目標症例数のデータを取得と解析を行い,学会および論文にて結果を報告する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた被験者数のデータ取得が行えず,消耗品の使用量が少なかったこと,また,結果を公表できなかったため,英文校閲費や論文掲載費の支出がなかったため次年度使用額が生じた。今年度はデータ取得に必要な消耗品(ディスポーザブル電極)の購入,課題提示プログラムソフトおよびデータ解析ソフトのライセンス料,英文校閲等の論文作成にかかる費用の支出に使用する予定である。
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