2022 Fiscal Year Research-status Report
レジスタンス運動後の脳血流低下が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響
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18K17804
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
池村 司 北里大学, 一般教育部, 講師 (00735433)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 脳循環 / 酸素動態 / レジスタンス運動 / 運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
多くの人々が健康維持・増進を目的にレジスタンス運動に取り組んでいる.レジスタンス運動は脳血流の低下を引き起こすが,果たして脳循環へ悪影響を及ぼすのみなのか? 運動の効果を正しく理解するためにも,本研究では,レジスタンス運動が認知課題に対する血流の応答性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,1)レジスタンス運動が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響,2)レジスタンス運動後の脳血流動態が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響についてを検討する研究計画を立案した. 本研究は3つの実験で構成されており,昨年度までに実験①「一過性のレジスタンス運動が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響」と,実験②「慢性のレジスタンス運動が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響」の実験を完了させ,また,学会発表を行った.今年度は実験③「レジスタンス運動後の脳血流動態が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響」の実施とデータ解析を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度まではコロナ感染拡大の影響によって予定通りに実験の実施が出来なかったが,今年度はおおむね順調に実施できた.当初計画していた全ての実験のデータが揃ってきたため,”おおむね順調に進展している”と自己評価する.
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Strategy for Future Research Activity |
実験③「レジスタンス運動後の脳血流動態が認知課題中の脳血流の応答性に及ぼす影響」のデータ数を増やすため,追加実験を行う.同時にこれまでのデータを基に学会発表や論文執筆を行う.
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Causes of Carryover |
今年度はおおむね順調に実験を実施できたものの,データ数が目標に届いていない実験もあるため,実験実施に伴う費用に変更が生じた.次年度は追加実験を実施することを計画に加え,また,学会発表や論文執筆を行う.
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