2021 Fiscal Year Research-status Report
学生競技者のアイデンティティに関する基礎的研究-大学スポーツ振興に向けて-
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18K17825
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
萩原 悟一 九州産業大学, 人間科学部, 准教授 (30734149)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学生アスリート / UNIVAS / 文武両道 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,学生アスリート向けの調査を実施した1300名程度のサンプルを収集し,分析を行った.前年度のデータと合わせ,学生競技者アイデンティティの形成要因から行動,思考に至るまでの一連のプロセスを検討した結果,学生競技者アイデンティティ形成モデルの検証については部活動に対する帰属意識(アイデンティフィケーション)が学生アスリートとしてのアイデンティティに影響し,競技活動に傾倒している可能性を示すモデルを構築することができた.また,今回は学生アスリートの属性にも注目し,奨学金の有無と学業および競技アイデンティティの関連を検討した結果,奨学金を得ている学生アスリートほど学業および競技に対するアイデンティティの程度が高くなる傾向であることを明らかにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度で論文投稿を済ませ,終了する予定であったがコロナ禍の影響により調査が進まず,予定が後ろ倒しになってしまったため.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,収集したデータをまとめ,学会発表および国際学術誌への投稿を予定している.
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Causes of Carryover |
国際誌への論文投稿ができなかったため次年度使用額が生じてしまった.次年度は,論文投稿に向けた英文校正と掲載費に使用する予定である.
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Research Products
(2 results)