2019 Fiscal Year Research-status Report
Endurance of Label Hereditary Optic Atrophy Caused by Mutation of Mitochondrial DNA
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18K17852
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
松井 康 筑波技術大学, 保健科学部, 助教 (80735762)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | レーベル遺伝性視神経症 / 視覚障害 / ミトコンドリアDNA / 持久力 |
Outline of Annual Research Achievements |
視覚障害の原因疾患の一つにレーベル遺伝性視神経症(Leber’s hereditary optic neuropathy; 以下レーベル病とする)がある。レーベル病はミトコンドリア DNAの変異により発症するという特徴があるが、ミトコンドリアはヒトの身体の代謝において重要な役割を担っている。好気性代謝であるTCA回路ではミトコンド リアが作用し、酸素を使用して多くのATP(アデノシン三リン酸)が作られ、ヒトの重要なエネルギー源となっている。レーベル病は好気性代謝で重要な役割を 担うミトコンドリアのDNAの変異がみられることから、好気性代謝に影響を与え、無酸素性作業閾値に何らかの影響を及ぼしている可能性があるのではないかと 推測している。 本研究の目的は、ミトコンドリアDNAの変異により発症するレーベル病が、ヒトの持久力に影響を及ぼすかどうかを調べることである。 2019年度の計画では、まずはレーベル病患者と他疾患が原因である視覚障害者において、心肺持久力を比較、検討することが目標であった。視覚障害者におけるパイロットテストや、被験者募集の面で遅れが生じてしまい、加えて新型コロナウイルスの影響も受け、大幅に進行が遅れている状況である。 今後は研究を開始できる状況になり次第、残っている課題である「レーベル病患者と他疾患が原因である視覚障害者の持久力の比較」、「レーベル病患者の持久力に対するトレーニング効果の検討」に関する実験を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度は、使用予定装置の機器を用いた予備検討を実施した上で、専門業者による機器のメンテナンス点検作業、設備機器の入れ替え作業などが必要となった結果、進行に遅れが生じてしまった。その後、視覚障害者におけるパイロットテストの実施、被験者募集の面で遅れが生じてしまい、加えて新型コロナウイルスの影響も受け、大幅に進行が遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の新型コロナウイルスの影響が収まり、測定実施できる状況になり次第、前年度までに目標としていた測定を進めるとともに、今年度に目標としている研究課題まで進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
初計画では、2019年度までに行う予定の実験の進行が遅れており、次年度使用額が生じた。この費用は2020年度の実験実施時に使用する予定である。
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