2018 Fiscal Year Research-status Report
幼児期の足脚部形成と運動機能および遊び習慣との相互作用の解明
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18K17912
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Research Institution | Minatogawa College |
Principal Investigator |
上田 恵子 湊川短期大学, 幼児教育保育学科, 准教授 (70781467)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 足 / 脚 / 歩行 / 走動作 / 遊び / 発育発達 / 幼児 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、幼児の足脚部成長(足長・足幅・アーチ形成・脚形態)、歩行・走動作、遊び習慣などを調査し、その結果をもとに「子どもの自由遊び」をより効果的に促進する環境づくりについて提案することを目的としている。 平成30年度は様々な学会への出席および文献研究等を通じ、幼児期の子どもの足脚部形成や運動発達、遊び習慣等に関する問題点を収集し、検討することを中心的に行った。また、幼児の歩行・走動作に関する文献をもとにその問題点を把握し、実際にプレテストとして幼稚園において幼児72名を対象に6・9・12月に追跡調査を実施した。測定項目は、足長・足幅・脚形態(X脚O脚)・アーチ形成であり、運動機能(歩行・走動作)の動画撮影および遊び習慣等の質問紙調査を実施し、データを収集した。 研究開始初年度ということで、現段階では多岐に渡るデータを得たため全てのデータを詳細に分析するまでにはいたっていないが、基礎的集計は終了している。次年度はデータ解析を進めながら、本調査の実施方法についての見直しおよび検討を行い、精度の高いデータ収集につなげていけるものと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
課題採択以前の計画策定段階より徐々に準備を進めていたこともあり、プレテストとして追跡的にデータを収集することができた。しかし、歩行・走動作についての評価項目について詳細に決定できておらず、まだ収集したデータの解析に着手できていない。したがって、やや遅れていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に引き続き、足脚部資料の収集および運動機能(歩行,走動作)の動画撮影を実施すると共に、遊び習慣等の質問紙調査を行う。本年度は、昨年度に実施したデータの分析および研究成果の公表を行う。
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Causes of Carryover |
調査測定補助およびデータ分析に謝金を支払う予定であったが、本年度は詳細なデータ分析まで至らず、謝金の予算を執行していないため。
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