2021 Fiscal Year Research-status Report
潜水反射試験により示される自律神経機能は加齢の影響を受け、血圧と関連するか?
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18K17939
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
小西 真幸 常葉大学, 健康プロデュース学部, 講師 (10711187)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 潜水反射試験 / 自律神経 / 血圧 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの影響により、2020年度に引き続き2021年度の実験もすべて中止となった。そのため、2021年度もこれまでのデータを詳細に解析した。 自律神経機能はヒトの生命活動の維持に重要な役割を担っている。特に自律神経機能は血圧調整機能を有し、自律神経機能の乱れは高血圧発症の危険因子である。高血圧症の一次予防のためには自律神経機能の評価方法を確立させることが重要である。そこで本研究では、潜水反射試験により交感神経機能と副交感神経機能を同時に評価する方法を模索している。40~80歳の男女57名のデータを解析し、潜水反射試験中の血圧応答の違いで分類したところ、39名は「血圧が増加」、7名は「血圧に明確な変化なし」、11名は「血圧が低下」に分類された。それぞれの集団の年齢(平均値±標準偏差)は、59±10歳、57±12歳、63±10歳であった。その他、体組成、最大酸素摂取量にはほとんど差は見られなかった。それぞれの潜水反射試験中の最長R-R間隔は、1397±538、1573±630、1300±308 msであった。今後、さらにデータを収集した後、副交感神経機能による分類を含めた集団の特徴を分析し、統計解析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により、2022年度はほとんどの実験を見送らざるを得なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度も新型コロナウイルスの状況を注視しながら、対象者の安全に最大限留意し、可能な範囲で実験を再開する予定である。しかしながら、予定よりも対象者数は減少する可能性も否めない。これまでに得られたデータと新規データを組み合わせ、詳細な解析をおこなう予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度は新型コロナウイルスの影響によりすべての実験が中止となったため、次年度使用額が生じた。2022年度は新型コロナウイルスの状況を踏まえ、順次実験を再開する予定である。
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Research Products
(1 results)