2018 Fiscal Year Research-status Report
The effects of meal timing on energy expenditure
Project/Area Number |
18K17949
|
Research Institution | National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition |
Principal Investigator |
畑本 陽一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 研究員 (90738832)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 食事タイミング / meal pattern / 時間栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
【背景・目的】 『夜の遅い食事は太りやすい』と一般的にも言われるように、近年食事摂取時刻の違いが肥満と関連することが疫学研究を中心に報告されている。夜型の食生活と肥満の主な原因はエネルギー摂取量の増大であるとされており、食欲や味覚などの摂取量に着目したエビデンスは多数ある。一方でエネルギー消費量について検討した研究は極端に少なく、夜型の食生活がエネルギー消費量に及ぼす影響の大部分が解明されていない。本課題では、1) 食事摂取時刻の違いがエネルギー消費量および身体活動量に及ぼす影響、2)食事時刻の違いが減量介入における体重減少に及ぼす影響、について検証する。 初年度に実施した研究では、肥満男性を対象に講義形式による減量支援を半年間行った。初年度の研究では、減量中における食事摂取時刻と減量介入終了時の減量達成度との関連について明らかにすることを目的とした。 【プロトコル】 本研究では単群介入試験を実施した。対象者は、実験介入前に1回、減量のための講義を受講した。講義は主に食事や身体活動に関する内容であった。但し、食事時刻に関しては特に指示や助言は行わなかった。また介入12週時に個々に対してフィードバックを行った。対象者は、介入10-12週、介入終了前の3週間にわたり、自由生活時の食事摂取時刻を記録した。同時期に食事記録法を用いて、食事摂取量を調査した。また介入期間中は、毎日体重測定と活動量計の装着を行った。 【今後の解析】 自由生活時の食事摂取時刻から朝型・夜型の区分、1日の食事が2食・3食者などに区分し、半年間における減量支援による体重減少度との関連を検証する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年度に予定していた肥満者への減量研究は、計画通り完了した。現在、初年度に行った結果の解析中であり、本年度中に結果とまとめる。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、平成31年度に実施予定であった食事摂取時刻とエネルギー消費量に関する研究を行っており、今年度中に完了予定である。同時に昨年度の介入研究で得られた結果の解析を進める。
|
Causes of Carryover |
平成30年度と平成31年度に行う研究の順序を入れ替えたため、使用に変更が生じた。今年度の介入研究は、主に消耗品と人件費に使用予定である。
|