2020 Fiscal Year Research-status Report
高齢期のストレス対処力SOCを高めるスポーツライフの質・量に関する実証研究
Project/Area Number |
18K17959
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
門間 貴史 筑波大学, 体育系, 助教 (10795420)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 首尾一貫感覚 / 運動・スポーツ / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者の首尾一貫感覚(SOC)を高める運動・スポーツ活動の具体的内容を、性別・年齢層別に明らかにすることである。今年度はまず、研究1「SOCを高める運動・スポーツの種目および活動形態」について、昨年度実施した解析をもとに第79回日本公衆衛生学会総会にて成果発表を行った。また、この発表をふまえてさらに解析を加え、論文執筆および投稿の準備をすすめた。論文は次年度前半に投稿予定である。 研究2「SOCを高める運動・スポーツの強度、頻度、時間」については、フォローアップ調査をおこなった。しかし、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、前年度のベースライン調査に引き続きフォローアップ調査に参加した者が予定よりも少なくなった。次年度は収集できたデータの整備および解析を進めるとともに、追加の測定を実施する。昨年度に実施したベースライン調査・測定の参加者だけでなく、今年度新規でデータを収集できた者も対象として、案内状を送付し、参加希望者に対して今年度と同様の流れで自記式質問紙調査、3軸加速度計による測定、および体力・認知機能測定をおこなう。収集したデータは本年度のデータと総合し、最終的な成果をまとめる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症流行の影響により、研究2「SOCを高める運動・スポーツの強度、頻度、時間」のフォローアップ調査のデータ収集が予定より数か月遅延した。また、ベースライン調査に引き続き参加した者が少なくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究2「SOCを高める運動・スポーツの強度、頻度、時間」について、次年度も引き続きデータ収集を行う。参加者には、継続的に調査を実施する研究的意義や参加者本人へのメリットを強調し、フォローアップ率の向上に努める。調査後は、本年度のデータと総合して成果をまとめる予定である。
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Causes of Carryover |
成果発表を行った学会がオンライン開催となったため、旅費が必要なくなった。また、調査・測定のスケジュールが後ろ倒しになったため、その分研究補助員の総雇用時間が短くなった。次年度に持ち越している研究費は、論文の英文校正費および追加の調査・測定にかかわる研究補助員の雇用などに充てる。
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Research Products
(12 results)