2020 Fiscal Year Research-status Report
子どもの運動器機能発達に有用な食事・生活習慣の同定と教育プログラムの開発
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18K17971
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
堀川 千嘉 新潟県立大学, 人間生活学部, 講師 (00734857)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 運動器機能 / 食事摂取状況 / 子ども |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は下記の通り研究を行った。 本研究計画遂行の基盤として、2018年度に協力いただいた新潟市内の保育園や幼稚園以外の園にもご協力いただき、各園に通園する園児を対象に子どもの運動器機能と関連する食事・生活習慣の同定と、運動器機能の改善・向上に寄与する教育プログラム開発のための基礎資料収集を実施した。 収集した情報は、運動器機能・食事摂取状況・生活習慣状況の3項目に分けて速報の報告書を各園に提出し、項目別の評価と改善点を報告し、さらなる教育プログラムにつなげていくことを確認した。 昨年度と同様に、全体報告書および園別の報告書を作成し、本報告書をもとに、さらに検討を深めるべき子どもの運動器機能と関連しうる食事・生活習慣について市・各園と協議し、得られたデータをもとに論文化を進めることが決定している。くわえて、縦断的な検討も開始している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請者は2019年度において、第一子出産のため産休・育休を取得しており、本研究は、1年の研究機関延長申請を行い、受理されている。その後第二子出産・育児のため、2020年度においても1年の研究機関延長申請を行い、受理されている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究で、調査園を増やして運動器機能・食事摂取状況・生活習慣状況の調査が可能となったため、さらに分析を深化させ、子どもの運動器機能と関連する食事・生活習慣の同定を図り、その集大成の1つとして論文化を行う。引き続き協力体制にある研究者や各園と連携を取りながら、運動器機能の改善・向上に寄与する教育プログラム開発をすすめていく。
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Causes of Carryover |
申請者が2019年5月から産休・育休に入り、2月に職場復帰したが、その後2020年に第二子出産・育児のため12月に再度職場復帰する事態となった。職場復帰後、解析に必要なノートパソコンが不調となったため、研究に耐えられるものを購入したが、そのほかは新規に研究費の執行がない状態にあった。次年度は、質問紙の購入や解析、教育プログラムの開発に必要な物品および論文化に伴う費用等が発生する予定である。
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