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2020 Fiscal Year Research-status Report

話者の意図を適切に伝達可能な多言語間対話支援環境構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18K18096
Research InstitutionOsaka Institute of Technology

Principal Investigator

福島 拓  大阪工業大学, 情報科学部, 講師 (40714829)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords多言語間コミュニケーション支援 / 医療分野 / 多言語用例対訳
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題では,正確性が求められる多言語対話環境において,話者の意図を適切に伝達可能な多言語間対話支援手法の実現を目的としている.実現のために,用例対訳,および,ノンバーバル情報を活用したメディア複合型対話様式を用いている.昨年度まではメディア複合型対話様式を実装し,実験を実施している.
本年度は医療機関を対象とした多言語間対話支援手法を実環境へ適用することを実施予定であった.しかし,新型コロナウイルス感染症の広がりを受け,実施が困難となった.このため,第40回医療情報学連合大会・ 第21回日本医療情報学会学術大会のハイパーデモ発表において,学会参加中の医療従事者へデモンストレーションと聞き取りを実施した.その結果,本研究の重要性や意義について確認できた.また,実運用においては,電子カルテ内に本システムのデータを取り入れる必要性が強く明らかになった.その他にも,メディア複合型対話様式のほかにもジェスチャーを取り入れる必要性が示唆された.
また,昨年度から実施している国独自の伝統的なものの伝達支援の研究を実施した.この研究では,医療分野以外に存在する文化の違いの伝達を目的としており,対象を日本独自の食べ物である和菓子としている.和菓子は訪日外国人に人気がある.しかし,日本独自の食べ物であるため,その味や食感を適切に伝達することが難しいという課題が存在していた.本年度は,レシピサイトから和菓子の食感語を抽出し,システム利用者に提示するための手法検討および実装を行った.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は手法を実環境へ適用することを予定していたが,新型コロナウイルスの影響を受け完全な実施が困難であった.このため,研究期間を延長し,実環境への適用は来年度に実施することとした.

Strategy for Future Research Activity

次年度は実環境への適用を再度目指す.ただし,新型コロナウイルス感染症の状況次第で実施内容の変更の可能性がある.情勢に合わせて柔軟に対応し,研究成果のまとめを行う.

Causes of Carryover

研究期間の延長を行ったため,次年度使用額が生じた.学会年会費や消耗品費などとして使用する.

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 話者の意図を適切に伝達可能とした多言語医療対話シート作成システム2020

    • Author(s)
      福島拓,重野亜久里
    • Organizer
      第40回医療情報学連合大会・ 第21回日本医療情報学会学術大会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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