2020 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of the foundation of usability engineering for digital textbooks and other materials
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18K18142
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| Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
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Principal Investigator |
西村 崇宏 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 発達障害教育推進センター, 研究員 (70733591)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | デジタル教科書・教材 / ユーザビリティ / タッチパネル / 人間工学 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
教育の情報化が推進される中，タブレットなどのタッチパネル情報端末に取り込んだデジタル教科書・教材の実利用環境における人間工学的知見の充実が求められている．タッチパネルのユーザビリティ向上を目指した研究はこれまでにも数多く行われてきており，デジタル教科書・教材のUI設計に応用できる知見も多い．しかし，基本的な操作方法の一つであり，教育用コンテンツでも頻繁に利用されるドラッグを対象とした研究は少なく，より一層の知見の充実が必要である．こうした背景を受けて，本研究では，デジタル教科書・教材のユーザビリティ向上を目指して，ドラッグに関する操作性および運動特性を評価することを目的としている．最終年度である2020年度は，ドラッグの運動特性を解析するために2019年度に実施した評価実験のデータ解析を進め，得られた知見を整理した．ドラッグの操作時にピーク速度の出現時点で運動成分が切り替わると仮定した場合，指先を大まかに移動させる弾道運動よりも，目標への位置合わせを行う修正運動のほうが多くの割合を占めることがわかった．このことから，修正運動に対する操作支援技術によってユーザビリティは向上する可能性が示唆された．あわせて，操作時間や主観評価による操作性の評価を行い，Fittsの法則に基づくパフォーマンスモデルによく適合することや，指先の運動方向によらず長い距離のドラッグでは操作の困難さ（Index of difficulty）が増して主観的にも操作しにくいと感じること，ピーク速度はターゲットまでの距離と概ね線形関係にあり上下よりも左右方向のほうが大きいことなどがわかった．これらの研究成果については，学術雑誌への論文投稿や国際学会での発表を通じて普及に努めた．
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Research Products
(2 results)
