2020 Fiscal Year Research-status Report
Exploring association between weight trajectory and lifestyle diseases with artificial intelligence in post-menopausal women
Project/Area Number |
18K18146
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
江島 啓介 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (70730240)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 疫学 / 肥満 / 生存解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までは骨密度の変化と骨折のリスクに注目してきた。同様の手法は長期的に変動するバイオマーカにも応用できると考え、本年度は日本の大規模コホート調査の一つであるJapan Public Health Center-Based Prospective Study (JPHC)のデータを用いて、体重変化と死亡リスクの関係を分析した。日本の居住する40歳から69歳までの人が調査対象となっており、最初の調査と5年後10年後の追跡調査で体重が計測されている。さらに20歳時の体重についてもインタビューによって調査されている。これらの体重の時系列データをgrowth mixture modelで分析し、その変化のパターンが6グループに分けられることが明らかになった。体重は中年期にかけて増加するパターンが多く見られる一方で、ほとんど変わらないもしくは減少する人も少なからずいることが明らかになった。さらに、これらの体重変遷パターンと死亡リスクの関係をCox proportional hazardモデルを用いて解析した。体重が一貫して重いグループと軽いグループで死亡リスクが有意に高くなることが明らかになった。男女別に解析しても同様の結果が得られることを確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響で十分に共同研究者らと議論を行うのが難しく、計画より少し遅れている。一方で、計画していた手法が問題なく応用できることが明らかになったので、次年度は生存解析で加えるべき共変量等を解析結果を見ながら調整し、論文化を目指す。
|
Strategy for Future Research Activity |
最終年度は国立がんセンターとの共同研究である、the Japan Public Health Center-based prospective (JPHC) Studyの解析結果をまとめ、国際誌で報告することを目指す。
|
Causes of Carryover |
新型コロナ感染症の流行により、研究計画に遅れが生じたこともあり、計画していた学会参加や国際誌への報告ができなかった。本年度はこれまでの成果をまとめて国際誌やオンラインの学会に積極的に参加するために助成金を使いたいと考えている。
|