2021 Fiscal Year Research-status Report
ベトナムの政策型人工林増加に対する木材加工産業の原木調達戦略
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18K18272
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岩永 青史 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (60726107)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ベトナム / 木材加工産業 / 人工林材 / 輸入材 / 天然林材 / 木材製品輸出 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度において、ベトナム北中部地域の住民植林を行っている世帯に対して聞き取り調査を行い、輸入材規制および天然林伐採禁止という一連の政策が世帯の土地利用・人工林経営における施業と人工林材の需給の動向に与えた影響を解明する予定であった。ベトナム国内の共同研究者との連携によって、現地聞き取り調査を実施することができたが、前年に引き続き同様にコロナ感染症拡大の影響によりベトナムへの渡航が困難であったため、、研究代表者が現地を訪問し調査することが叶わず、最終的な分析ができていない状態にある。したがって、研究期間の再延長申請を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共同研究者との連携によって、約100世帯への聞き取り調査を実施した。研究代表者が渡航できなかったため、聞き取り調査に先立ち、共同研究者と綿密な打ち合わせを行い、調査対象世帯の選定、詳細な聞き取り項目の設定に時間をかけた。 また、既に調査を行った部分について分析を進め、投稿論文1報が掲載された。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度においては、可能であれば渡航し、現地において質的な聞き取りを行い、その上で前年度調査結果の分析を行い、成果を公表する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ感染症拡大の影響により、ベトナムへの渡航が困難であり、現地調査を実施することができなかっため、支出が減少した。研究期間の延長を行い、当初2021年度に実施する予定であった現地調査を実施する予定である。
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