2018 Fiscal Year Research-status Report
父親の育児参加・母親の社会進出の促進に向けた介入の試み
Project/Area Number |
18K18298
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Research Institution | Yamanashi Gakuin University |
Principal Investigator |
大高 瑞郁 山梨学院大学, 法学部, 准教授 (70583441)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 男女共同参画 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究1】および【研究2】を実施し,【研究1】について国際学会で発表すると共に,図書の1章として発表した.以下,それぞれの研究について述べる. 【研究1】顕在的な父親・母親ステレオタイプを明らかにするため,まず【研究1-1】として,大学生25(男性13・女性12)名,平均年齢18.76(標準偏差1.01)歳を,2条件「父親・母親/男性・女性」のいずれかに無作為に割り当て,日本社会において「一般的な父親/母親/男性/女性」の特徴と考えられる形容詞について自由に回答を求め,結果として129の特徴を得た.つぎに【研究1-2】として,大学生43(男性21・女性22)名,平均年齢20.02(標準偏差0.74)歳を,2条件「父親・母親/男性・女性」のいずれかに無作為に割り当て,日本社会において「一般的な父親/母親/男性/女性」の特徴と考えられるものを多項目選択することを求めた結果,82の特徴を8名以上が選択し,さらに3つの特徴が追加された.最後に【研究1-3】として,大学生266(男性106・女性160)名,平均年齢19.05(標準偏差1.02)歳を,4条件「父親/母親/男性/女性」のいずれかに無作為に割り当て,【研究1-2】で得られた85の特徴それぞれについて,日本の「父親/母親/男性/女性」の何割にあてはまると考えるか回答を求めた. 【研究2】潜在的な父親・母親ステレオタイプを明らかにするため,大学生18(男性9・女性9)名,平均年齢20.00(標準偏差1.09)歳に Go/No-Go Task (GNAT: Nosek & Banaji, 2001) を実施し,10の組み合わせ(父親+家庭,母親+家庭,父親+仕事,母親+仕事,父親+男性,母親+女性,男性+家庭,女性+家庭,男性+仕事,女性+仕事)について,信号検出理論に基づき d'(高い値ほど連合が強いことを示す)を算出した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究1】および【研究2】を実施し,【研究1】について国際学会で発表すると共に,図書の1章として発表することができたため.
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度に【研究3】として心的想像 (Blair, Ma, & Lenton, 2001) による介入実験,【研究4】として創造的思考 (Sassenberg & Mskowitz, 2005) による介入実験を実施することを予定している. また【研究1】について査読の有る図書の1章として投稿し,【研究2】について国際学会で発表すると共に,図書の1章として発表したいと考えている.
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Causes of Carryover |
2018年度に【物品費】として PC(200,000円)を算出していたが,残額172,691円では足りないと判断し,次2019年度使用額とした. 2019年度は【物品費】として PC(172,691円),【旅費】として学会参加 InPACT2020(200,000円),【人件費・謝金】として【研究3】および【研究4】の実験謝礼・実験補助者人件費(400,000円)を使用する予定である.
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Research Products
(2 results)